ABC Office Interior(以下ABCオフィス)は、タイにてオフィスの内装施工と、工場ラインの新規設置、増設、移設に関わる各種内装工事の提案から施工までを、ワンストップで行なっている。
「1991年のバブル崩壊、2008年のリーマンショック、2020年からのコロナ禍など、経済が拡大から縮小になる時には、オフィスの縮小移転がトレンドとなる」と話すのは、ABCオフィスの平田 豪(ひらた ごう)MD。
縮小移転とは、文字どおりオフィスの規模を縮小し、より利便性の高い場所へ移転すること。
タイでは、2023年までオフィスビルの新築ラッシュが続く。オフィスのサイズは縮小するが、より環境の良い新築ビルへの移転になるため、ABCオフィスが属する内装業の需要は高いという。
① オフィス面積の最適化
オフィス・スペースが余っている場合、面積分の賃料が無駄になる
→コスト削減
② 働き方の変革に対応したオフィス空間
在宅ワーク―の増加は、今後Covitを克服したとしても止まらないとされている
→固定デスクの撤去、ZOOMなどを使ったミーティングスペース等を移転と同時に設定する事ができれば、有効な移転となる
③ アクセスの悪さ
駅から遠い、渋滞など、顧客が来社するのに不便
→オフィス面積を減らすことにより、同等の家賃額で駅周辺のビルへの移転が可能
→バンコク中心部から離れることにより、渋滞解消
一方で、工場の設備設置・増設・移設に関わる各種工事を担当する藤井 浩(ふじい ひろし)マネージャーは「新型コロナと景気後退の影響もあり、タイの工場では新規進出工場の規模は減少している」と話す。
「しかし不況とは言え、工場の空調、電気、水回りなどの設備は日々老朽化して行きます。空調の場合10〜15年毎に更新が必要になります。(藤井氏)」
そこで、工場の内装工事の提案から施工までワンストップで行なうABCオフィスの強みが発揮される。
① 一般空調
工場内で働く従業員が快適な環境で作業できるよう、効率を重視しながらどう空調すれば良いかをレイアウト設計・ベストなエアコン選定・施工を行なう
② 電気工事
工場内設備のレイアウト変更、生産設備の増設に伴う電気工事
・受変電設備機器幹線設備
・動力設備
・通信設備
・自動火災警報設備
・照明設備
③ 生産設備・機器設置
生産設備や機器の増設・レイアウト変更に伴う各種作業をサポートする
・分電盤設置
・電気配線改修
・吸排気ダクト調整・増設
・ファン設置
・冷却水配管/冷却用チラー
「空調に関して、タイではエアコンの冷媒に既に廃止が決まったフロンガスR22(2019年生産終了)が多く使われている。タイの環境省は、これを2040年までに全廃する方針を発表している。当社は、オゾン層破壊に繋がらない環境に優しく消費電力の少ない新冷媒を使った空調設備への更新をお客様に提案して行きたい」と藤井氏。
多くの工場で、10年以上使用中の空調機はこのR22を使用している可能性が高い。
空調設備の老朽化で入れ替えが必要な際は、冷媒の種類も含めてABCオフィスに相談してはどうだろうか。
また、工場ラインの内装工事の他にも、キャンティーンや休憩室などの改善を、デザインを含めて総合的に提案することも可能だ。