ABC Office Interior(以下ABC)はタイでオフィスの内装から工場ラインまで、各種内装工事の提案と施工をワンストップで行なっている。
今回は、ABCが手掛けたオフィス移転の事例としてアイリスオーヤマ(タイランド)(以下、アイリス)の森 俊樹(もり としき)MDに話を伺った。
右肩上がりに業績を伸ばし、快進撃を続けているアイリスオーヤマ。
近年ではマスクなどの衛生商品や、手頃な価格ながら高い機能性を持つ家電商品の売れ行きが好調だ。
そのため一般消費者向けの商品のイメージが強いかもしれないが、実際には法人向け事業も展開。省エネを意識した同社の商品は、海外でも需要が高まっている。
そこで、ASEAN地域における事業拡大の中核拠点として2020年に設立されたのがアイリスオーヤマ(タイランド)だ。設立当社はレンタルオフィスでスタッフ3名から始まった同社だが、事業拡大に伴い、自社オフィス移転に踏み切った。
ABCとアイリスは、タイでの日系企業ネットワークがきっかけで知り合い、アイリスがショールームを兼ねたオフィスに移転するにあたり、内装を依頼した。
ABCに依頼した理由を、アイリスの森MDはこう語る。
「当社の新オフィスは、フリーアドレス※1とライブオフィス※2の形態を取っています。タイではまだ珍しいこのスタイルを理解していただいたのがABCさんでした。そして、ABCの平田MDの内装工事の豊富な知識と、それに基づいた適切なアドバイスも大きな決め手になりました」
「日系の施工会社は、主なやり取りの窓口をタイ人スタッフに任せている会社が多い印象でしたが、ABCは初回の打合せからオフィス引き渡しまでしっかりと日本人同士でもコミュニケーションをとりながらサポートいただいたので安心でした」
ABCはアイリスの要求に見事に応え、日本と同等レベルの内装工事と仕上げで、期待以上の新オフィスを完成。両社の信頼関係はさらに深まった。
また、今回の取り組みを機に、両社は事業連携も始めることが決まった。
次号ニュースではその協業について紹介する。
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