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MAT IoT技術活用事例|空気の流れをデータで可視化!タイタカサゴの『LOMA』

20/12/2021
サムライアジア編集部

編集部:本日はMaterial Automation (Thailand) Co., Ltd.(MAT)の林さんにIoTに関する取り組みについてお伺いいたします。簡単に貴社のIoTについてご説明頂けますか?

Mr. Yasuhiko Hayashi / Senior Manager
Digital Engineering Sales Department

林氏:弊社では3年前からタイでPTC社のThingWorx(シングワークス)を活用したIoTシステムの構築サービスを行なっています。

▲ThingWorxダッシュボードサンプル

現在までに自動車部品・食品・学校・電子部品・電力などの業界にシステムを納入してまいりました。
導入地域もバンコク・バンナー・バンプリー・ラヨーンなど各地に及びます。


ThingWorx活用事例
空調機器の稼働状況を見える化する『LOMA』システム


編集部:今回、導入事例の紹介動画を撮影させて頂きましたがThai Takasagoさん(以下TTさん)のLOMAというシステムを選ばれたのは、なぜですか?

▲LOMAシステム イメージ概要

林氏:私共のお客様は、ほとんど製造業で通常機械の稼働情報の取得などを行なっています。
TTさんの場合、機械は勿論ですが、基本空気を監視されているんです。タイで35年、日本で100年以上営業されている特殊空調の企業さんですからね。でも当初私は、温度や湿度を監視するって単純なシステムだろう感じていたんです。
それがTTさんのR&Dセンターに納入したシステムを見て、考えが大きく変わりました。工場内で区切られた大きな部屋をとても小さな冷房機だけで快適な温度に保っていたからです。私は営業職なので、もし自身がこの空調システムを販売するとしたら…と考えてみたところ、いきなりお客様を訪問して「電気代が大幅に削減できます」と言っても信じてもらえないと思いました。空気や風は見えませんから。
しかし我々が開発担当させて頂いたLOMAを使うと、冷房機の稼働状況や部屋の各場所の温度変化なんかが一目でわかるんです。言い換えると空気の流れがデータで可視化できた(証明された)状態です。我々ITの業界で使われている“見える化”ですが、長年使われていて私自身、言葉の陳腐化のような物を感じていたんですが、このシステムで本来の見える化というものを再確認出来たと思っています。
TTさんでは、我々が開発のお手伝いをさせて頂いたこのシステムに『LOMA』という名前をつけて外販されています。
ドライルームやクリーンルームといった特殊空調を使用されているタイの食品・電子部品・エネルギーなど各分野のお客様の導入をお手伝いさせて頂いて、IoTを使った空調管理が製品の品質そのものに関わる事を肌で感じる事ができ、我々の仕事に誇りを持つことが出来ました。

Case Study with Japanese and Thai subtitles
Case Study with English subtitles

Thai Takasago Co., Ltd.
あらゆる用途のビル・工場・施設に対し企画から、設計・施工、メンテナンスにいたるまで末永く高度なテクノロジーを駆使して、空調を軸とした総合的なシステムエンジニアリングを提供している高砂熱学工業株式会社のタイ現地法人。タイ創立30年以上の経験と実績と共に、 施工管理技士資格を取得している日本人技術員により、日本品質をタイで実現している。

IoTの技術の活用でより効率的な会計業務・生産管理を実現


編集部:さて、PTC社のThingWorxというソリューションを取り扱っているとの事でしたが、他にIoTに対する取り組みはいかがでしょうか?

林氏:ThingWorxは少し高度なソリューションなんです。現在もう少し小さな規模でお使いいただける商品構成を検討中です。

編集部:他にIoTの技術を生かしたシステムなどはありますか?

林氏:IoTの基礎技術は、情報を取り込むセンサーとネットワーク、インターネット上でシステムを構築するクラウド、情報を表示解析するダッシュボードなどのコンポーネントから成り立っています。

▲Motion Boardイメージ

例えばダッシュボードを会計システムと組み合わせて、部門別経費・売上・利益などを表示したり、生産管理システムとの連携で、製造数速報・当月製造累計・予実対比といった生産情報の変化をリアルタイムで表示させたりしています。

編集部:なるほど、IoTの技術は幅広く利用されているんですね。本日はありがとうございました。





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