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タイ人にグループインタビュー Vol.1「仏教」

05/06/2019
サムライアジア編集部

日本人が認識しているタイ人の宗教観、間違ってる!?

 サムライマガジンの日本人編集者をファシリテーターに、特定のテーマについてタイ人にグループインタビューを行った。今回のテーマは、タイ人の95%が信仰していると言われる「仏教」。
参加者は世代、性別が異なる4名のタイ人。インタビューは1時間以上に及び、彼らの宗教観に迫った。

Q. 信仰のキッカケは?
・ やはり親が信仰しているから子供も信仰するという世襲的な信仰
・ 子供の頃に、自分が仏教を信仰することに疑問を持った人もいたが、信仰を継続している


Q.信仰の深さは?
4人とも、規律などに対して厳格な信者ではないが、仏教を信じている


Q. 信仰する目的は?
タイの仏教には、「人生の中で起こる様々な困難や悩みにどう向き合えば良いか」という問いに対しての答えが教義の中にあり、それを学び、実践するために信仰している


Q. 仏教を信仰することに何を期待しますか?
幸運やより良い人生を期待しないと言ったら嘘になるが、人生の困難や悩みにどう向き合うかが仏教の真意なので、何も期待しないようにしている



After the interview

私(編集者)は、在タイ7年目であるが、今回のインタビューでタイ人に対する見方が少し変わった。タイ人の信心深さは認識していたが、信仰の目的は「幸運」を得るためというイメージが強かった。
しかし、今回のインタビューで出てきた彼らの言葉は、「人生の困難や悩みにどう向き合うか」という言葉であり、それは楽天的に見えるタイ人の別の一面を見た気がした。

彼らが信仰する上座部仏教は、「輪廻を繰り返す生は苦しみである」と定義しているので、今回のインタビューで出た言葉は、彼らの本音に近いのだろう。「生は苦しみである」という仏教の定義と「明るく・楽しく・マイペンライなタイ人気質」、相反する2つの性質が同居するタイ人。この複雑性を認識することが、外国人がタイ人を理解するためのヒントになるのではないかと感じた。



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