「株式会社日本保健衛生協会(サニプロ)」は日本で60年以上にわたり製造現場等の衛生管理サービスを提供してまいりました。そのタイ現地法人「サニプロ(タイランド)」が設立されて今年で7年。
前回ご紹介した「鳥害対策」に加えて、もう一つの事業の柱が「ペストコントロール」と呼ばれる虫やねずみを対象とした衛生管理です。
近年、タイでも衛生管理への関心が高まっています。「ペストコントロールサービス」とは、昆虫・異物混入の抑制対策として、昆虫やねずみ等の生息状況の調査、捕獲した生物の発生経路の分析、衛生管理システムの構築・維持管理までを行なう衛生環境管理サービスです。
ひとくちに「害虫」といっても、ゴキブリやハエのような私たちの目に見えやすい虫から拡大鏡で見なければ分からないような微少な虫まで種類はさまざま。そこで「害虫対策」は、大きく二つに分けることができます。
ひとつは、ゴキブリ、ハエ、アリ、そして虫ではありませんがネズミなど、一般家庭や飲食店などで悩まされることが多い害虫の対策です。これらは、生ゴミの管理に注意する、こまめな掃除を心がける、建物にあいた穴や隙間を埋める、薬剤を使うなどの対策で改善することがほとんどです。
ふたつめは、企業内での対策として近年、注目されている異物混入対策として行う昆虫管理。わたしたちの生活空間には、存在に気が付かないような微細な虫を含めて実に様々な生物がいます。病院、食品工場、医薬品などを生産するクリーンルームのような衛生状態の高い施設でも、人間の目では見えないような微小な昆虫が生息しています。
当社の「ペストコントロールサービス」では、衛生環境管理のエキスパートが施設ごとの清潔度や現場環境に応じて最適な管理方法をご提案いたします。
ペストコントロールを実施する際は、はじめに昆虫などの生息状況を調査させていただきます。建物の構造の分析やお客様からのヒアリングののち、実際に生物を捕獲して、同定し、発生経路や発生源を細かく分析していくのです。こうした分析結果によって、施設に最適な衛生管理システムや維持管理のプランが立てられるようになります。
1. Plan 問題点を抽出し、年間計画を策定
2. Do 生物の生態や発生源を分析
実は昆虫対策では、いかに生物をきちんと分類・分析できるかがサービスとしての品質の分かれ道なのです。
たとえば、「ハエ」は代表的な害虫ですが、「ハエ」として分類されている虫は日本だけでも約3000種ほど存在します。同じようでいて、生態や生息場所はさまざま。対策(駆除)するとなると、種類によって効果的は方法もさまざまというわけです。
対策すべき対象をきちんと理解し、発生の原因を突き止めて対策をしていくのが私たちの昆虫対策の手法です。
3.Check 原因を調査、報告。改善策をご提案
4. Action 防除対策のうえ、設備改善・環境整備も
企業に求められる害虫対策としては、危険を回避するために未然(事前)に行うべきものが多いでしょう。食品関連の施設、病院、医薬品や化粧品工場、物流倉庫などでは1匹の虫が重大な事故やクライアントとの信用問題に発展しかねません。
施設内のどこに、どのような虫が存在しうるのかをあらかじめ検査・調査して、原因を取り除いておく。科学的に根拠のあるアプローチを継続的に行うことで、万が一の異物混入事故に対する自社のリスクマネジメントの一環となります。
また、害虫駆除に“終わり”はありません。継続して虫を発生させないために、衛生環境管理のエキスパートがお客さまの施設ごとに衛生管理システムや維持管理の方法を作りあげていきます。
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■ペストコントロールサービス(害虫対策)について、下記フォームよりお問い合わせください。
Sales Manager
Mobile: +66(0)85-2322-352
Admin
Mobile: +66(0)65-938-8252
日本語対応
Marumoto (丸本)
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