コロナ禍のタイにて、日々お客様のご相談に伺う案件が多くなってきました。
当社がご提供するサービスを様々なお客様に活用いただき、問題解決につながることが私たちにとって1番の喜びと誇りです。
今回は、その中でもサニプロがお客様と共に取り組んでいる事例として、ペストコントロールマネジメントの効果と活用法についていくつかご紹介したいと思います。
昆虫の混入による製品のロス(損失)などは特に避けなければいけないリスクです。そのため、昆虫やその他異物の混入を起こさないために、どのような対策を講じることが必要かを私たち専門スタッフ(スペシャリスト)はアドバイスしています。対策の1つとして、薬剤散布(殺虫業務)を適格なポイントに対して実施する、つまり「毎月使用する薬剤散布量を減少させる」という提案を行いました。
「やみくもに薬剤を散布することで環境負荷になる」
「昆虫の抵抗力があがる」
などのデメリットから、近年タイ王国においても環境負荷に対する考え方が変化しています。
これらはかつてのISO14000(環境マネジメントシステム)、昨今トレンドのSDGs貢献につながる考え方として、サニプロ本社として20年前から実践していた取り組みになります。この考えを企業が持つことにより、お互いに環境負荷への意識が高まるきっかけとなっています。
結果として、殺虫に関する薬剤散布量が昨年同月比マイナス70%となり、大きな効果を上げることができました。そして何よりも捕獲された昆虫も減少しているという最も良い結果をもたらしています。
この結果は、薬剤散布だけではなく、写真のような亀裂やカビなどの対策を同時に進めることで得られた結果です。亀裂・カビ対策を並行することでより効果的なペストコントロールを実現します。
これらは、「改善すべきことの把握」そして、その「問題に対するお客様と当社側の意思が共通している」ことによってよりスムーズに実施できるのです。
監査や点検時に、工場内の衛生的な環境の確保に不備や問題があり、早急に環境改善が必要というご相談もよくいただきます。当社では、緊急時の対応含め、ご相談のあったお客様に対して現状の把握から改善すべき内容の提案・実施にいたる工程についてアドバイス・サポートを行っています。それにより、エンドユーザー様とお客様の関係を良好に保つ仲介役となっているのです。
あくまでペストコントロールの観点から、以下のような現場の仕組みづくりのサポートを行っております。
・異物混入のリスクを回避するための監視
・危険要素の予防対策について必要な施策と体制を早急に整える
新たに体制を作り直すというプロジェクトの事例をご紹介します。
本件は、お客様からのご相談からわずか1ヵ月でペストコントロールマネジメントシステムを構築いたしました。お客様が困った際にすぐ対応ができるスピードと不安を解消させるためのオペレーション・アフターフォローなど、全てにおいてお客様の意向と合致するように進めてまいりました。
1)お客様からのご相談を受けて、サニプロのスペシャリストが現地に訪問し、問題点・改善箇所の指摘や、今後行うべき対策をご提案
2)工場内のクリーンアップ(特別清掃)を実施
3)工場内のカビ対策・隙間の封鎖
4)工場内外への薬剤散布・鳥害対策の実施(糞のリスク回避のため)
5)昆虫・鼠対策の開始、以後毎月訪問を行い、問題個所がないか監視を続ける
訪問時に異常があった場合はお客様にすぐ報告する仕組みがあることで、リスク軽減にもなっております。
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