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島津製作所が提唱する、改正RoHS指令へのトータルソリューション

11/06/2018
西尾 徹 TORU NISHIO
ゼネラルマネジャー

人体に悪影響を及ぼす可能性が指摘されるフタル酸エステル

前回のニュースで詳しく取り上げましたが、(適用が迫る、改RoHS指令とフタル酸エステルについて)フタル酸エステルとはフタル酸とアルコールがエステル結合した化合物のことで、プラスチック製品をやわらかく、加工しやすくする為の可塑(かそ)剤として重宝されてきました。しかし、発がん性や生殖毒性など、人体に悪影響を与える可能性が指摘され、世界的に規制対象となっています。


蛍光X線分析装置では対応できない!?

現行の使用制限物質 6 物質については、蛍光 X 線分析装置を用いたスクリーニング分析が行われていました。しかし、酸素・水素・炭素のみで構成される高分子化合物のフタル酸エステルは、従来の蛍光 X 線分析装置による分析ができません。
一般的なフタル酸エステル類の分析法として、樹脂試料溶媒で抽出し GC/MS で分析する方法があります。しかし、溶媒抽出法は多量の溶媒を必要とし、尚且つ前処理に時間がかるといった問題点も存在。より簡単に、効率良く分析できる方法を見つけることが課題となっていました。


島津製作所が提唱する新たなフタル酸エステル スクリーニングシステム「Py-Screener」

先に述べたように、フタル酸エステルの新たな分析方法が待ち望まれる中、島津製作所では、樹脂中のフタル酸エステルをスクリーニングするシステム「Py-Screener」を開発。
Py-Screenerは、パイロライザーGC/MS(Py-GC/MS)によって、試料から熱抽出されたフタル酸エステルを選択的に検出、定量します。「むずかしいことをカンタンに」のコンセプトどおり、Py-GC/MSでのフタル酸エステルのスクリーニングを行うための専用ソフトウェアや専用標準試料、サンプルツールキットが付属され、誰でも簡単に操作できるようになっています。


①ココが簡単!

★有機溶媒不使用の試料調製
有機溶媒を使わずに、標準試料と検査試料の調製が可能となっています。
試料調製は検査試料の一部をカッターなどで切り取り、サンプルカップに入れて計量するだけ。初めてでも簡単に試料調製ができるよう、試料調製動画による解説付きです。

動画によるサポートで誰でも簡単に試料調製ができます


★専用ソフトウェアで操作も簡単
専用ソフトウェアが、必要な作業をナビゲートしてくれるので、初めてでも容易に操作できます。PyとGC/MSの分析条件はプリセットされ、調製済み標準試料と検査試料をオートサンプラーにセットし、試料数と試料名、秤量値を入力するだけで、連続分析が自動で開始されます。

専用ソフトウェアおよび測定スケジュール画面


★含有量と合否判定の一覧表示で分かりやすく
連続計測で検出された対象成分の含有量を一覧表示し、含有濃度を濃度範囲で合否判定をすることで、一目で連続計測の結果を確認できます。
また、ブランク濃度や装置感度といったデータの信頼性の確保のため、精度管理機能を搭載。初めてでも信頼性の高い測定結果を導き出します。


②必要なものはすべて完備

RoHS試験のマーケットリーダーであるSGSジャパン株式会社と共同で開発した専用の標準試料をパッケージ。マイクロパンチャーで標準試料をパンチするだけで感度確認や、定量・ブランク試験用の試料調製が可能です。また、試料調製に用いる工具も、フロンティア・ラボ株式会社との共同でキット化、販売しています。

Py-GC/MS用フタル酸エステル含有樹脂シート状標準試料  サンプリングツールキット


③充実のメンテナンスサポート

「メンテナンスナビゲータ」により、パイロライザーとGC/MSのメンテナンスを、適切な手順で簡単に行えます。また、リークが発生時のチェック方法もナビゲーションに従って確認することで、難なく原因を突き止められます。
長期運用により汚染しやすい部品をキット化した定期交換部品キットをご用意。長期間でも安心して運用いただけます。

メンテナンスナビゲータのナビゲート画面


EDXとPy-Screenerで、改正RoHSスクリーニングのトータルソリューションを実現!
Py-Screenerは、RoHS指令ですでに規制されている臭素系難燃剤ポリ臭化ビフェニル(PBB)とポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDE)にも適用が可能です。Py-Screenerのほかに、エネルギー分散型蛍光X線分析装置「EDX-7000/8000」を組み合わせることで、すでに規制済みの物質、規制が予定されている物質のスクリーニングから精密定量までのトータルソリューションを実現いたします。


より詳細な情報をお求めの方は、下記までお問い合わせをお願いいたします。
Tel : +66-(0)2-6324300
(日本人直通:内線 205)
Email : salesjapan@barascientific.com


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皆様からのお問い合わせを心よりお待ちいたしております。



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