EXCESS-HYBRIDⅡ導入事例|プレス金型のサンシン・ハイテクノロジー 金型部門強化・内製率向上を実感!
28/10/2024
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サムライアジア編集部


アユタヤに拠点を置くサンシン・ハイテクノロジー(タイランド)(以下、サンシン)は、45〜300トンまでのプレス機を保有する金属部品加工メーカーで、プレス金型の製作・量産対応を行っている。1996年にタイ進出し、今年(2023年)で27年目を迎える。

金型製作は外注中心であったが、価格競争が激化している状況を踏まえ、社内の内製率向上に向けた見直しが必要となった。

サンシンの抱えていた課題(EXCESS-HYBRIDⅡ導入前)
▲ 外注金型のコストが高い
▲ 設計〜加工のリードタイムが外注製作より長い
▲ 設計・加工工程が属人化、ミスの改善、標準化が進まない


受注を増やすためには、金型の内製率を高めたい。
ところが、当時サンシンではタイ人設計者の作業工程が属人化しており、具体的に各人が何を行っているか把握が難しかった。不具合が出た際のカイゼンが個々人で留まり、標準化されないことが大きな課題となっていた。
そんな最中、同社がCGSの 順送プレス金型製造用CADCAM『EXCESS-HYBRIDⅡ』 に出会ったのが2022年8月ごろだった。


金型部門に最適なCAD/CAMソフトに加えて
売り切りでないサポート体制が魅力

「従来、他社製の汎用CADを使っていましたが、この状況を打開するため、金型に特化したCAD/CAMソフトウェアが必要だということになりました。そんな時に、出会ったのがCGSのEXCESS-HYBRIDⅡ。協力会社も本製品を使っており評判も良かったことから、導入を決めました。今後、モノづくりの中心がアジアや東南アジアになっていく流れの中で、タイ人が中心となり業務改善や技術力向上に取り組むことが出来る組織と環境整備がより重要になると考えています。この点においても、CGSさんがローカライゼーションに力を入れていることから、弊社と考え方がマッチしました」(サンシン井上氏)

日系企業が手掛ける製品の高品質さに加えて、タイ人同士で密にコミュニケーションが取れるサポート体制も魅力だという。

CGSのEXCESS-HYBRIDⅡ導入メリット・効果
✔ ユーザー独自のマスタ設定ができ、データ独自に持てる情報により情報共有がしやすく、業務標準化が推進
✔ 設計〜加工まで一貫したソフトのためリードタイムが短縮
✔ 内製見積のスピードが格段に向上
✔ 設計段階で穴情報が入り、NCデータのプログラムが自動で出せる
✔ アフターサポートが安心・タイ人同士の円滑なコミュニケーション
✔ 組図と部品図の連動機能により、オペレータのミスを軽減


例えば、通常であれば組図の一部を修正すると、子部品図面も手動で修正する必要があり、手間も時間もかかる。EXCESS-HYBRIDⅡであれば、連動機能により自動で変更内容が反映される


▲ EXCESS-HYBRIDⅡ 設定画面

「プレス金型の製作において現場で起きる不良原因の多くは設計ミスによるものだと言われています。
EXCESS-HYBRID II の使用用途が豊富な自動化機能を活用することで設計・加工工程のヒューマンエラーを軽減し、より良質な金型を短納期で作り上げることが可能です。サンシン様は、設計も加工もすべて現地の方で完結しています。ゆえに当社は、現地サポート体制をより一層強化していく所存です」(CGS柏口氏)


▲ 左から、CGS中上氏・柏口氏、サンシンタイ谷治氏・井上氏

SANSHIN HIGH TECHNOLOGY (THAILAND) LTD.
谷治 元弘 Motohiro Yaji/Managing Director
井上 範洋 Norihiro Inoue/Senior Manager

CGS ASIA CO., LTD.
柏口 篤志 Atsushi Kashiguchi/General Manager
中上 貴世 Takayo Nakaue/Technical Advisor

【取材協力】SANSHIN HIGH TECHNOLOGY (THAILAND) LTD.
金属部品加工を行う株式会社三進製作所(1945年設立)のタイ拠点として、プレス金型の製作・量産加工を行う。1996年にタイ進出、従業員数340名。様々な材質の単発・順送加工を得意としている。



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