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CAM-TOOLバージョンアップ!金型製造をより高精度&効率化するソリューションが集結したセミナーを実施
13/11/2024
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サムライアジア編集部


CAD/CAMメーカーCGS ASIA主催で"Technology Jam 2024"セミナーが開催された。 金型製造に関する最新ソリューションを紹介する同セミナーには5社が協賛企業として参画し、40社を超える企業から参加者が集まった。
本稿では、各メーカーが紹介したソリューションのハイライトを紹介する。


CGS Presents

5軸工程集約による荒化工効率化!
“CAM-TOOL Version 20.1”のポイント

CGS ASIAでは金型の生産性 向上を目指し、新市場を開拓するためにユーザーのニーズを反映した "CAM-TOOL" の機能開発およびバージョンアップが図られた。

・CAMの作業時間を短縮する機能の開発
・工具の性能向上とパスの改善
・大型の金型向けのオプション機能
・5軸のツールパスの水準向上と改善


■ Adaptive Roughing機能
工具の負荷を安定的に制御できる新しい加工モード。工具の耐久時間が増加し、機械加工時間が短縮できる。


■ AI切削条件算出
岡山大学・MOLDINO社・Zeno Tech社との共同開発機能。AIシステムを利用して切削条件を設定しやすくした“AI Cutting Condition Computing”を実現。このAIシステムが工具メーカーの大量の切削工具・切削条件や材料物性値を学習することにより、カタログデータにない切削条件を自動算出することができる。また、ユーザー独自の切削条件をデータベースにフィードバックするため、効率化された加工情報の構築が可能となる。


■ ストック演算:拡張
ストックの残り領域を自動検出するストック演算は、加工完成形状と加工途中のストック形状の差異から未加工領域のみに対しツールパスを出力し、無駄パスの抑制が可能だ。これまで荒取り系の切削モードにしかなかったが仕上げ系モードにも拡張するため、加工領域作成の手間を大幅に削減する。


■ 5軸荒取り
割り出し方向ごとに作成する必要があった工程が1工程にて作成可能に。一度の設定でワークの設定とストック演算による効率的かつ安全なツールパスを作成できるため、作業時間を大幅に削減できる。


■ 固定サイクル:穴加工時間算出
穴加工時間の算出方法を改善した機能。固定サイクルごとにステップにかかる時間などを定義するテーブルを用意。これに基づいて加工時間を算出するようにロジックが変更になり、穴加工時間の精度が上がった。この機能により適切な加工スケジュールが立てやすくなる。


RENISHAW(レニショー)Presents

工作機械用次世代プローブ計測システム「QEシリーズ」

あらゆる機械加工において機械上での仕上がり形状の計測は主流となりつつある。このようなユーザーのニーズに対応するべく、レニショーでは工作機械用次世代プローブ計測システムQEシリーズを発表した。

■「QEシリーズ」の特長
・既存モデル「RMI-Q」から60%以上の小型化を実現し、機械への取り付けスペースを削減
・幅広い取付け方法に対応し、次世代のプローブやセンサーにも対応可能
・2.4 GHz周波数帯を使用した新型通信プロトコル搭載
・周波数ホッピングスペクトラム拡散(FHSS)技術により、RF干渉のある工場環境でも耐久性と信頼性を保持
・最大で4個のプローブが使用可能
・業界トップクラスの電池寿命を誇るQE シリーズ対応プローブを採用し、高い省エネ効果

▲ 機械に取り付けたRMI-QE インターフェースユニット

MAKINO(牧野フライス製作所) Presents

5 軸加工のメリット活かした効率的な金型製造

牧野フライス製作所は、金型加工と相性の良い5 軸加工機「D200Z」を紹介した。
独自技術により、複雑な3次元形状の部品でも食い込みのない滑らかな加工面に仕上げることができ、高い応答性の送り機構によって迅速で正確な同時5軸加工が可能だ。


5軸制御立形マシニングセンタ「D200Z」

■金型加工における導入メリット
・ワークの複数の側面を一度のクランプで加工。この方法により、段取りの手順と時間を短縮できるだけでなく、治具作成コストも削減
・工具長を短くすることでワークの表面品質を改善
・5 軸加工機を使用して複数の手順を統合することでサイクルタイムを最大半分に短縮可能

■主な仕様 ・主軸回転速度:300 ~ 30000 min-1
・テーブル作業面の大きさ: Ø300 mm
X軸: 350 mm Y軸: 300 mm Z軸: 250 mm


IWAMA (岩間工業所)Presents

切削加工機TAKMill(タクミル)シリーズ

岩間工業所は2024年6月~発売を開始した切削加工機「TAKMill(タクミル)」を紹介した。タイでの実機展示は同セミナーが初となる。

■TAKMillとは?
機械の複雑な機能をそぎ落とし、誰もが勘とコツで使いこなせるようにすることを目的として開発されたシンプルな切削加工機。加工経験がない方や、3Dプリンターのように様々な形状のワークを手軽に作りたい方に最適。

■TAKMillシリーズの特長
・アシストモード
加工プログラム選択から送り速度の調整からワーク設置まで機械が提案するシンプルな手順通りに操作するだけで加工設定が行える。


■ コンパクトな本体でありながら大きな削り面
機械幅1,000mm以下でストローク長が広く、省スペースで広い加工範囲での切削が実現。高さ方向のストロークも250mmあり、深い形状の加工も可能。


■ 工具長測定不要
手間がかかり、精度も求められる工具長測定を専用プログラムで自動化。

■ 工具破損の検出
加工中の工具破損が起きた場合、加工プロセスを自動で停止する。


FACTORY MAX Presents

NS TOOL(日進工具)の5 軸加工向けボールエンドミル

FACTORY MAX は5軸加工に適したNS TOOL(日進工具)のボールエンドミル
「MSBSH330-5X」を紹介した。

5軸MC加工用3枚刃ボールエンドミル「MSBSH330-5X」


■主な特長
・硬度 45〜70 HRC の鋼を加工でき、より長い工具寿命を実現
・3枚刃を不等間隔に配置することで、加工時の振動を低減
・R精度 ±0.005 mm
・シャンク径公差仕様-0.001~-0.003の高精度

■ 5 軸加工における導入メリット
✔刃先とワークの交点が選択可
周速度 0 となるエンドミル先端での加工を回避、加工効率を向上させることにより、優れた加工とワークの表面品質を実現。

✔ワークを傾けることによりエンドミルの突出し長さを短縮
突き出しを短くエンドミルを保持し、機械の振動とたわみ量を抑制することで、高精度・高能率の加工を実現。




▲ セミナー参加者集合写真

▲ セミナーに参加したCGS ASIAスタッフ一同
JP
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