
2025年11月6日、CGS ASIAは金型製造の最新技術や業界動向を紹介するイベント「Technology Jam 2025」を開催した。本イベントでは製造現場で活用できる知識や、工場の生産性向上に直結する最新テクノロジーが披露された。

CGS ASIAは、金型製造の効率向上を目的に、CAM-TOOLを最新版 Version 21 にバージョンアップした。幅広い加工ニーズに対応し、作業効率を最大化できる点が特長だ。
主な特長 VERICUT Optimizeは、CAMソフトから出力されたNCプログラムを解析し、無駄な動作を削減することで加工時間の短縮と工具寿命の延長を実現する。 主な特長 ★CAM-TOOLとの併用効果 GS540Lは、3軸リニアモータ駆動と高回転スピンドルを搭載した高精度加工機だ。フライス加工・穴あけ・タッピングなど多様な加工に対応する。 主な特長 OMP600は、工作機械上でワークの寸法・形状を測定できる高精度プローブ。ワークを取り外すことなく機上で測定・修正加工が可能である。 主な特長 ★CAM-TOOLとの併用効果 Factory Max は、NS TOOL 製品のタイ総代理店であり、同ブランドは、高精度マイクロエンドミルの専門メーカーだ。高精度小径エンドミルを主力として展開している。工具の振れを高精度に制御でき、金型加工をはじめとする高品位な表面品質が求められる加工に最適なツールだ。「CAMTOOL」と組み合わせることで、加工面品質と加工精度を向上が期待できる。
高品質な加工面を実現するため、Factory Max では以下のような加工条件を推奨している。 ・Toolpath における Step Over および Tolerance 設定の重要性 【新製品|ロングネックボールエンドミル「XRBH230」】
主な特長 TNIは、学生が実務で即戦力となる人材育成に取り組むと同時に、産業界のニーズを教育に反映している。イベントでは、学生の加工サンプルを展示し、現場技術者が実践スキルを確認できる場を提供した。 本セミナーは、ソフトウェア・工作機械・工具、そして知識を融合させることで、金型加工産業における品質と生産性の向上に取り組む姿勢を示すイベントとなった。 本セミナーは、ソフトウェア・工作機械・工具、そして知識を融合させることで、金型加工産業における品質と生産性の向上に取り組む姿勢を示すイベントとなった。
▲ Technology Jam 2025 会場の様子
• 工具経路(Toolpath)生成の効率化
Stock計算アルゴリズムを高度化し、不要な加工動作を自動で削除することで最適な経路を作成
• AIによる切削条件設定
工具長さや形状を解析し、安定した加工条件を自動算出
• 5軸加工機能の強化
Delete Air Cut および Auto Clearance 機能により、無駄な動作を削減し、加工時間を短縮

▲CAM-TOOLで加工したワークサンプル
VERICUT Optimize(CG Tech)
NCプログラムを最適化し、加工時間と工具寿命を改善

▲セミナー会場とVericut Optimizeブース内の雰囲気
• 工具の動きを最適化し、切りくず量を一定に保つ
• 移動距離や送り速度を調整し、加工サイクルを短縮
• 既存CAMのデータに対応、機械モデルの作成は不要
CAM-TOOLは、高精度なツールパスの作成と高品質な表面仕上げの実現に特化したCADCAMソフトウェアだ。VERICUT Optimizeを組み合わせると、「加工品質の向上」「加工時間短縮」「工具寿命延長」などの相乗効果が期待できる。
Sodick マルチ加工対応 3軸リニアモータ駆動マシニングセンタ「GS540L」

■ 3軸すべてにリニアモータを採用
X520mm、Y420mm、Z300mmの広い移動量で大型ワークに対応。ボールねじを使わないダイレクトドライブ方式により、高精度な位置決めと低摩耗を実現し、長期間安定した加工精度を維持する。
■ 多様な加工に対応
両面拘束方式を採用したBBT30スピンドルを搭載し、最高回転数は24,000 rpm。フライス加工、穴あけ加工、タッピング加工に対応し、高速アルミ加工から難削材の加工まで幅広く使用可能。
■ NCコントローラ LN4S を搭載
金型加工で高速・高精度な工具軌跡を実現するSEPT機能を搭載。穴あけ・タッピング加工の作業効率を向上させる。さらに、加工時間を高精度に事前算出できる動作シミュレーションソフト「Motion Expert-S」を搭載し、生産計画の立案と生産効率向上にも貢献する。
RENISHAW 機上測定プローブ 「OMP600」

▲ RENISHAW 機上測定プローブ OMP600
• Strain-Gauge RENGAGE 技術を採用し、高感度かつ高精度な測定を実現。微細加工に最適。
• 光通信方式を採用し、ノイズに強くケーブルレスで安定通信が可能。
• 繰り返し測定精度は約±0.25µm。高い再現性を確保。
• コンパクトで高耐久。単純形状から複雑形状まで幅広く対応。
工作機械上にセットされたワークをそのまま測定し、CGSのCAMデータとリアルタイムで比較することで、ワークを機外へ取り出すことなく、その場で修正加工を行うことが可能。
✓ 機外検査時間を削減
✓ ワークの着脱回数を削減
✓ 寸法不良でもその場で修正加工が可能
Presented by Factory Max
NS TOOL の高精度エンドミルで加工品質を向上

▲ Factory Max による NS TOOL展示ブース展示の様子
・加工面粗さとサイクルタイムの関係
良好な加工面品質は加工時間が長くなりやすいが、適切な Step Over 設定により、加工時間短縮と加工精度の両立が可能になる。

Toleranceを細かく設定することで、Toolpath がより高精度かつ滑らかになり、加工面品質が向上する。しかし、その一方で加工時間は増加する。
・Runout が加工面品質および刃先摩耗に与える影響
エンドミルの Runout が大きいと刃先が偏摩耗し、加工面品質が低下する。Runout を小さく抑えることで、滑らかな加工面を実現する。
・振動(Vibration)が加工面に与える影響
適切なスピンドル回転数とバランスの取れた送り速度を選定することが重要。
振動が小さい → より滑らかな加工面(Ra、Rz が低い)
振動が大きい → 加工面に明確な加工痕が発生
深切込み加工や、高硬度・高靭性材料(焼入れ鋼など)向けに設計されたロングネックネックボールエンドミル。新開発の MPX コーティングを採用し、SUS420J2 / STAVAX ESR 系材料の加工に最適化されている。
• 深切込みや高硬度材料の加工に最適
• 最大切込み深さ24 mm、除去体積160 cm³
• 工具寿命は従来品の3~5倍
• 高耐摩耗カーバイド刃先、刃先精度 ±0.003 mm
教育機関との連携|泰日工業大学(TNI)
「教育機関の立場として、泰日工業大学では、教室での実体験を共有し、学生を実務で即戦力となる人材へ育成するための取り組みを紹介しました。
一方で、産業界の専門家の声や、市場が求めるスキルについても積極的に意見を聞き、それらの情報をカリキュラム改善に反映させることが重要だと考えています」(TNI ドン教授)
CGS ASIAは今後も、教育機関と産業界の橋渡し役として、将来の産業ニーズに応えていく。

CGS ASIAは今後も、教育機関と産業界の橋渡し役として、将来の産業ニーズに応えていく。
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