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【導入事例】NASA基準の宇宙研究を支える樹脂切削部品|チュラポーン王女大学宇宙工学研究チーム×シティプラタイランド
05/02/2026
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サムライアジア編集部


宇宙産業において、すべての部品に高精度・軽量性・極限環境への耐久性が求められる。材料選定や製造プロセスは単なるコストの問題ではなく、プロジェクト成功を左右する重要な要素である。

産業界と継続的に連携してきたチュラポーン王女大学のシリワンナワット医学研究所に所属する
宇宙工学にまつわる研究を行っているチームは、彼らの製作している装置の部品にシティプラタイランドが手掛ける樹脂切削部品を採用している。
本記事では、研究機関と製造業者が共同で製品開発を行うことの価値を、宇宙産業の技術的発展に貢献する取り組みとして、実際のユーザー視点から紹介していく。


宇宙研究プロジェクトの始まり

今から約4〜5年前、NASA主催の「Deep Space Food Challenge」への応募を目的に、「KEETA」と名付けられた研究チームが結成された。本プロジェクトは、長期宇宙ミッションに適した食品製造に向け、新たな概念や技術の創出を目的とし、最小限の資源で稼働する食品生産システムの開発に注力した。
KEETAチームはPhase 2に選出され、タイの天然資源や素材を活用した点が高く評価された。
プロジェクト終了後、エンジニアリングおよびシステム分野に強みを持つシリワンナワット医学研究所は、本研究が将来的に発展する可能性を見据えて研究の継続を決定し、現在も研究が続けられている。


NASAの要件と樹脂切削部品メーカー選定における課題

宇宙に打ち上げる装置の部品には厳格な品質基準が多数あるだけでなく、それらが厳格な試験に耐え、規格を満たし、かつ失敗が許されない環境において実運用できることが重要だ。
NASAは、宇宙へ搭載可能な樹脂部品に対して、以下のような要件を定めている。


項目 詳細
アウトガス 低アウトガス試験に合格し、レンズ・カメラ・センサー・電子機器への汚染や生命維持システムへの影響を及ぼす揮発性物質を放出しないこと。
極限環境への耐性および汚染管理 急激な温度変化・真空環境・宇宙放射線・紫外線(UV)に耐えること。
ミッション期間中に変形・亀裂・剥離が発生しないこと。
難燃性 可燃性/発煙性/毒性などの試験に合格し、加熱時に有毒ガスや煙を発生させないこと。
汚染管理 特定の洗浄プロセスを経ており、粉塵・繊維・材料片が脱落しないこと。
トレーサビリティ 材料の出所、製造工程、成形条件、試験履歴をすべて特定できること。
NASA関連規格および文書への適合 NASAの基準および関連する 「ASTM」「ISO 規格」に準拠していること。

これらの要件を満たすことができる樹脂切削部品メーカーを探したところ、シティプラタイランドにたどりついた。


プラスチック部品、シティプラ(タイランド)
▲ シティプラ(タイランド)により製造されたプラスチック部品


「現在タイで、高品質な樹脂切削部品を受託製造できる工場は限られています。シティプラタイランドとは、以前『チャンドラ・パール』というプラスチック製パールの開発プロジェクトで協業した実績がありました。その際、非常に透明度の高い樹脂加工を実現していただき、チーム全員が品質と技術力を高く評価していたので、今回のプロジェクトでも継続してお願いすることにしました。
同社には、NASAの要件を満たす材料の選定から、安全認証書・材料仕様書の取得を含め、NASA基準への適合可否を確認するためのサポートを全面的に行っていただきました。総じて、非常に高いレベルの技術サポートとサービスを提供していただいたと感じています」(研究チームエンジニア サラン氏)




▲ 研究チームが手掛けるオリジナル製品


宇宙工学研究における技術パートナーとしての役割

シティプラタイランドは2019年以来、本プロジェクトに継続して参画している。
「地球外研究」という特性上、材料選定から加工・切削方法に至るまで、細部にわたり細心の注意を払っているという。わずかなミスでも研究全体に影響を及ぼす可能性があるためである。
特にプラスチック成形用材料の選定では、設計開始前に研究機関と綿密な協議を行い、すべての部品に対して品質認証を取得した材料のみを採用している。


プラスチック部品、City Pla (Thailand)
▲ シティプラタイランド佐々木MDと研究チームのサラン氏


シティプラタイランドの樹脂切削部品が宇宙工学研究分野での採用につながった ポイント
・設計面での課題
非常に小型かつ複雑な設計の部品もあったため、専用の金型を製作し、特殊な切削技術を用いることで、設計どおりの高精度な仕上がりを実現。
・材料選定プロセス
本プロジェクトで使用されたすべての材料は、品質認証の取得が必須条件。
・3Dソフトウェアと特殊技術の活用
樹脂部品を美しく、かつ要求仕様どおりに加工するため、3Dソフトウェアと独自の加工技術を活用。


研究チームからの評価|宇宙研究を計画どおり遂行できたシティプラタイランドの技術力と協力体制

「今回の研究プロジェクトでは、予算やスケジュール管理など、懸念点が多くありましたが、最も重視したのは『納期』でした。全ての工程を宇宙機の打ち上げに間に合わせる必要がありました。
シティプラタイランドの協力によって、設計通りの高精度な仕上がりと迅速な納品スケジュールで対応していただいたことに、非常に満足しています。
NASA要件を満たす材料選定や証明書類の作成などにおいても全面的な協力を得ることができたので、不安要素が大きく軽減され、プロジェクトを円滑に進めることができました」(研究チームエンジニア サラン氏)



▲ 2025年10月に行われたタイ最大級の宇宙技術展示会「Thailand Space Expo 2025」にて。シティプラタイランドと研究チーム担当者たち。


タイ(東南アジア)で高品質な樹脂切削加工部品をお求めの方は、下記フォームよりお問い合わせください。


JP
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