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RPAとは何か?世界的に進むオフィス業務の自動化について

02/05/2018
小川 良儀
Assistant Director / Sales Department

RPAとは?

この名前を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?『RPA』とは、「ロボティック・プロセス・オートメーション(Robotic Process Automation)」の略称です。事務処理、管理業務といったバックオフィスと言われる業務を、人間の手から、ルールエンジンや機械学習、AIなどの認知技術を備えたソフトウェアロボットに代行させる取り組み、もしくは自動化を支援するソフトウェアロボットを指します。日本では「仮想知的労働者」や「デジタルレイバー(Digital Labor)」とも呼ばれています。
近年、製造業で叫ばれている工場の「省人化・FA(自動)化」が、オフィス(ホワイトカラー)業務へと拡大したもの、と覚えていただいても良いかも知れません。

RPAは労働人口の減少による慢性的な人材不足への対策・備えとして注目を集めており、市場規模は2016年には前年の4倍と急成長。2020年には5000億の市場規模に達すると予想されています。その背景には、日本や世界の先進国における人材不足、労働賃金の高騰などがあります。特に日本においては、総人口の減少、超高齢化社会への突入といった事情もあり注目度は増すばかり。ASEAN主要国の中でも速いペースで少子高齢化が進むタイにおいても、導入を検討する企業が増えているのが実情です。

 

RPA・ロボットが人間の仕事を奪う?

テレビや新聞などで、「20××年には人間の仕事の大半はロボットに奪われる」や「○○年後に無くなる仕事」といったショッキングな見出しを目にします。
確かに、ロボットやAIなどは人間と比べると正確性、生産性に優れていることは明白です。しかし、不得意な分野、作業があるのも事実。簡単な入力作業の繰り返しなどは得意ですが、自ら考えて決定を下すことは今のところ不得意です。人間であればその時々の状況に合わせ、対応することができ、自ら考え、創造していく能力もあります。
「RPA・ロボットに仕事を奪われる」というよりも、人間、ロボットそれぞれが「得意な分野でポテンシャルを発揮できる環境を整える」という側面の方が強いのではないでしょうか。

 

RPAに向いている業務

先程も紹介した業務以外にも、一般的にRPAに向いている業務として下記が挙げられます。
・ルール化され、繰り返し行われる単純作業
・作業時間が多く3人以上のリソースが求められる業務
・Windowsやクラウドサービスなどを使用する業務
・人為的ミスが起こりやすい業務

 

RPA導入のメリット

導入のメリットとして、大きく3つのメリットが挙げられます。

・人的コストの削減
一般的にRPAにかかるコストは人を雇用する場合と比べ1/10~1/3程度となっており、圧倒的なコストの削減が見込めます。

・生産性・効率性の向上および正確性の向上
休む必要がなく絶え間なく働き続けられ、さらに処理スピードも速いので生産性のアップを見込めます。また、RPA(ロボットソフトウエア)に置き換えることで、ミスを最小限に抑えます。

・高付加価値業務への人員増強
データ入力作業や定型業務などをRPAに置き換えることで、営業戦略や対人コミュニケーションが必要な業務などに人員を増強することが出来ます。より高度で高付加価値業務に専念できるので、生産性のアップにもつながります。

 

RPAの利用例

具体的なRPAの利用例をご紹介します。

・注文書の識別・転記作業における利用例
Before
お客様ごとに様式が異なる注文書を、担当者が識別し、注文書を見ながら転記。業務量も多く、転記ミスも多く発生。
After
⇒RPA導入により、作業稼働を98%も低減。注文書の様式を識別し、帳票ごとに内容を正しく自動入力することで、転記ミス0を実現。



RPAの導入にあたり確認しておきたいこと

とても便利なRPAですが、一方で導入する際の「コツ」を知らないまま進めていくと、多くの苦労や、せっかくの効果を実現できないこともあります。

 

・現在の業務運用を見直し
ルール化・ルーチン化された作業の自動化を得意とするRPAを効果的に導入するにあたり、お客様が今一度考えなくてはならないことがあります。それは「本当に今の運用方法がベストなのか」という点です。現在の業務内容自体が、担当者独自の無駄なやり方でルール化されていたのでは、そのルールをそのまま自動化しても結局は無駄な作業をしているだけです。現在の業務そのものを改めて見直し、整理することで、RPAでの業務自動化ははじめて最高のパフォーマンスを発揮します。

 

・他システムへの影響を考慮
RPAで自動化した作業で関わる他システムへの影響も考慮しなくてはいけません。自動化を行う業務そのものだけでなく、その前後の作業や、関係する他システムとどのように連携すれば問題なく稼動できるのか、全体の業務を正しく把握した上でRPAを導入する必要があるでしょう。

 

・タイ国内の文化や慣習にローカライズできているか
RPAを実際に使用するのは、タイ国内。そしてタイ人担当者の作業を自動化することが現時点では最も効果のある活用方法です。ところで、導入するRPAは、タイの文化にきちんとローカライズされているでしょうか?タイの通貨単位は小数点以下が必要です。また、あるお客様では、仏暦を入力しなくてはならない箇所に西暦での自動入力が行われ、システムエラーが発生したことも。タイ人にとっては「当たり前」のことを、事前に察知した上での自動化が肝要です。

 

こうした課題をクリアするためにも、タイ語・日本語でのコミュニケーションを取れる現地での支援サポートは必要不可欠と言えるのではないでしょうか。


こちらでご紹介した機能・利用例はあくまで一例です。
CSIでは、専任の業務コンサルタントがRPAを適用する業務内容などを懇切丁寧にアドバイス。導入のサポートをさせていただきます。
RPAについてのご質問、ご要望などございましたら、お気軽にお問い合わせください。

スタッフ一同、心よりお待ちいたしております。

 

CSIが取り扱うRPAソリューションについての詳細はこちらをご確認ください。
業務自動化ソリューション RPA ~ Office Robot ~

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森 敦則 MORI ATSUNORI
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