
日常の業務で繰り返し行なわれる事務作業を自動化するためのRPAツール(Robotic Process Automation)。
当社は、RPAのタイでの導入と業務改善をサポートしています。
前回はRPAの基礎知識についてご説明しました。
今回は「実際にタイ国内でどのようにRPAを学び、導入を推進するか?」についてご説明します。
前回のおさらいとなりますが、RPAツールは、業務の効率化・自動化を推し進めようという高い意欲のある人と、ツールを使いこなせるスキルとが揃ってこそ、最大限の力を発揮します。
RPAは高度なプログラミング知識を必要としないため、ツールの使い方を学ぶことで、RPAを使って誰でも簡単に業務の自動化を推進できることが特徴です。
しかし、タイでのRPA導入におけるこれまでの課題は、「RPAツールの使い方を学ぶ機会が少なく、外部の技術者に自動化フローの作成を発注するため、思いがけないコストがかかってしまう」という点です。
CSIではそのような課題を改善すべく、RPAツールの1つである「WinActor®」を用いて、RPAの使い方を習得するためのRPA技術者養成トレーニングを、各企業のタイ人IT担当者向けに行なっています。このトレーニングに参加してもらうことで、タイ人担当者のスキルアップ、社内の業務自動化の更なる推進が期待できます。
■タイ語で学ぶ:初級コースの内容
など
トレーニングは初級・中級・上級の3つのコースが用意されており、RPAツール「WinActor®」の販売元であるNTTデータによる受講証も授与される公式トレーニングメニューです。
■タイでRPAを導入する4つのメリット
日本では「働き方改革」が進み、RPAも専門スキルの1つとしてかなり浸透してきました。
しかし、タイでは人間が単純な繰り返し作業を行なっている場面がまだまだ多くあります。
そのために、人的ミスが発生しやすく、管理職の負担が増大しています。
「人海戦術」が多いタイにおいては、自動化によってヒューマンエラーと業務負荷を同時に減らしていくことで、日本以上にRPA導入の効果が出やすいと考えられます。
■RPAで出来るタイでの業務改善 10例
タイで自動化しやすい作業をいくつか挙げてみましたが、もちろんこれ以外にもRPA化に向いた作業はたくさんあります。
1度自動化のコツを掴んでしまえば、このような作業を次々に自動化していくことが可能となります。
このような単純な繰り返し作業を自動化するにあたり、CSIのようなIT企業が自動化したいそれぞれの作業内容やご要望を伺い、RPAツールで自動化シナリオを作成することも可能です。しかし、自社でRPAツールを活用できる人材がいれば、社内のあちこちに散らばる多くの課題を、社内のリソースのみでどんどんと自動化していくことが可能となります。
RPAのメリットを最大限に享受するためには、自社内スタッフをRPA人材として育成することが、費用対効果を出すための1番の近道です。そのため、日本ではRPAツールを扱える人材を自社内で育てる・雇用するといった動きが広まっています。
「WinActor®」はNTTアドバンステクノロジ株式会社が開発した純日本国産のRPAソリューションで、登録商標です。
現在、タイでの商標登録出願中です。
日本での販売元であるNTTデータとの協業により、タイ語での本格的な技術サポートも可能となりました。
「ツールを購入したものの上手く使いこなせず、宝の持ち腐れになってしまった」ということがないよう、実際に業務で活用できるように長期的な改善活動をサポートいたします。
まずは、RPAについてもっと知りたい、具体的にどのような業務改善を始めればよいか分からない、などのお悩みを当社にお聞かせください!
タイにおけるRPAセミナー・WinActor®・業務自動化・業務改善については、下記フォームよりお問い合わせください。
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