
日常の業務で繰り返し行なわれる事務作業を自動化するためのRPAツール(Robotic Process Automation)。
当社は、RPAのタイでの導入と業務改善をサポートしています。
前回までにRPAはツールの使い方を学ぶことで、誰でも簡単に業務の自動化を推進できることをお伝えしました。
今回は、IT担当者が技術を身につけ、RPAツール「WinActor®」などを使える環境が整ったときに、実際の業務でどのように役立つのかを具体的にご紹介します。
など
このように日々繰り返される単純な事務作業は、RPAを使った自動化に特に向いています。
下記のような、ひとつひとつのデータを手動で入力する作業は手間がかかり、作業ミスや漏れのリスクがあります。
■大勢の新規スタッフのレジュメを人事システムに登録する
■在宅勤務中、Excelに記録した勤怠データをシステムに入力する
RPAを導入すると作業工程と作業時間の削減が期待されます。
手作業の場合
1 人事システムを立ち上げる
2 Excelなどに記録されたデータから、入力したい情報を1件ずつコピー
3 システムの該当箇所にペースト
4 コピー&ペースト…の繰り返し
5 全件分のデータ入力完了後、入力ミスや転記漏れがないかをチェック
RPA導入後
1 RPAツールを開き、コピー元となる情報(Excelなど)を指定する
2 RPAを実行する
3 RPAによる作業の完了を確認する
RPAに作業内容を一度覚えさせてしまえば、コンピュータはあっという間にミスなく指示された作業を実行します。
以下の動画では、3人分の人事データの登録を行ない、人間とRPAの作業を比較しました。
人間が手動で作業:5分21秒(作業ミス1回)
RPA:1分45秒(ミスなし)
Excelなどで管理している顧客リストをもとにダイレクトメールなどを送る場合はどうでしょうか?
メール送信前に、送信先のメールアドレスや本文内に記載する宛先にミスがないかどうか、入念なチェックが必要です。しかし、RPAなら入力ミスは皆無、チェックの必要はありません。
また、タスクがどれだけ大量になってもコンピュータは休むことなく作業してくれます。
手作業の場合
1 メールアプリを立ち上げる
2 Excelなどのリストから宛先のメールアドレス・宛名・送信テキストをコピー
3 メールの該当欄にペースト
4 アドレス・宛名・テキストをコピー&ペースト…の繰り返し
5 送信前に内容を最終チェック
6 送信
1通あたりの作業時間:約30秒
RPA導入後
1 RPAツールを開き、コピー元となる情報(Excelなど)を指定する
2 RPAを実行して、自動送信
3 RPAによる作業の完了を確認する
1通あたりの作業時間:約3.75秒
次の動画では、メール100通を作成&送信する際の、人間とRPAの作業を比較しました。
手動:100通 3000秒(50分)まったく休まず作業すると仮定した場合
RPA:100通 375秒(6分)
今回ご紹介したのは、ほんの一例です。
その他にも、このような業務の自動化を得意としています。
当社は業務に関するあらゆる悩みにITを活用したソリューションでお応えします。
具体的にどのような業務改善から始めればよいか分からない場合でも、まずはお悩みや課題を当社にお聞かせください!
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