
日常の業務で繰り返し行なわれる事務作業を自動化するためのRPAツール(Robotic Process Automation)。
当社は、RPAのタイでの導入と業務改善をサポートしています。
今回は、「RPA導入の目的やメリットを社内でどのように共有するか?」、そして、タイ政府が発表した新制度「e-Tax Invoice」を例としてRPAの拡張的な活用方法をご紹介します。
■RPA導入の目的をタイ人スタッフに伝える
タイでは「マネージャー職のスタッフが、部下の単純作業のチェックや修正に時間を取られる」ということが起こりがちです。時には、マネージャーの本来の業務より、これらの作業の方が負担になっている場合もあるかもしれません。
RPAを導入すれば、人的ミスは減少し、マネージャーは本来の業務に集中することができます。
しかし、RPA導入の目的を「人件費削減」と説明してしまうと、現場のタイ人スタッフは「自分の仕事を奪われてしまう」と恐れ、新しいシステムの導入に反対するケースがあります。
そんな時には、「ロボットにはロボットの、人間には人間の得意な業務があります。あなた達には人間らしいよりクリエイティブな仕事をしてほしい。」という説明を添えて、目指すゴールを共有しましょう。
少し話は逸れますが、e-Tax Invoiceの導入は進んでいますか?
2017年6月にタイ歳入局より規定案が公表された「タックス・インボイスの電子化(e-Tax Invoices)および領収書の電子化(e-Receipts)の準備、提出、保管に関する規則」のことです。
これまでアナログ式に紙でやり取りをしていた請求書・領収書の業務を、電子化に移行(WEB上で発行し、PDFなどの電子データで顧客に送信)することで、多くのメリットが生まれます。
タイ政府が電子化を推進している他、経費削減効果が大きいソリューションであるため、今後、多くの企業の導入が見込まれています。
メリット1:請求書などの「紙」を配送するための時間とお金の節約
※メッセンジャーは意外と費用が高い
メリット2:紙の保管スペースと書類探索の工数を削減
メリット3:ペーパーレス化の実現
メリット4:いつでもどこでも署名・承認が可能に
e-Tax Invoiceのような「新たなシステム導入によって発生する、これまでになかったタスク」をRPAに任せることも、おすすめの活用方法です。
例えば、e-Tax InvoiceをRPAで処理すると、
1. Excelで管理している宛先へPDFインボイスを自動で送付できる
2. 収益部門にXMLを自動アップロードできる
というような効果を付加することができるのです。
当社は、業務に関するあらゆる悩みにITを活用したソリューションでお応えします。
具体的にどのような業務改善から始めればよいか分からない場合でも、まずはお悩みや課題をお聞かせください!
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