
近年は「IoT」「DX」という言葉が認知され、導入を進める企業が増えています。しかし、まだイメージがぼんやりとしており、単純に「新たな技術を取り入れること」が目標だと誤解されている傾向もあるようです。
そこで「タイにおけるIoT活用のすすめ」として、IoT導入の状況と長期的視点での考え方をまとめました(全4回)。本稿は、1回目として「どんな課題を持つ企業が多いのか? IoT導入の真の目的とは?」を紐解いていきます。
私が日系・外資系・タイローカルと様々な企業とお付き合いするなかで、日系製造業では初期の段階でシステム導入を踏みとどまってしまうケースが多いと感じます。
IoT導入検討におけるよくあるつまづき
・言葉の壁があり、現場の問題がわからない
・IoT導入でどんな効果が出るのかわからない
・データ取得のために何をやればよいのかわからない
・取得したデータの活用方法がわからない
・駐在員が長期的に携わることができない
・タイ人スタッフの同意が得られない
海外にある子会社の場合、現場と管理層/各部署/子会社と本社/外部の設備・機械メーカーなど、連携すべき関係者が多く複雑です。このような状況で、効果的にIoTを導入することは容易ではありません。
「各所と連携しながら、ビジネスモデル全体を見て、具体的なアクションをとっていくことが難しい」のです。
また、PoC(Proof of Concept:概念実証)で社内の方針を一致させることが難しく、意欲はあっても適切な目的を設定できていない、目的と行動がずれてしまうという失敗もあります。
IoTを導入することで、さまざまなメリットが期待できます。
IoT化の取り組みを新しく始めるとき、担当者にとって初めてのことであり、何をどう進めるべきか分からないのは当然です。具体的なアクションについては、経験とリソースが豊富なシステムベンダーにお任せください。
CSIは、お客さまをプロジェクトの中心として、コンセプトづくりから長期運用まで並走するパートナーとなります。制御系システムや機器メーカーとのやりとりから集めたデータの活用まで、当社がお手伝いいたします。
次回は、具体的なIoTの第一歩「ペーパーレス化」についてお話します。
Office
Tel: +66(0)2-231-3851~8
小川 Ogawa
Mobile: +66(0)81-922-0094
Email: ogawa@csithai.com
竹部 Takebe
Mobile: +66(0)65-986-2961
Email: Takebe@csigroups.com