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【導入事例】 サイボウズのグループウェア kintone(キントーン)を活用して、サービス向上への飽くなき挑戦をするSEIKO (Thailand) Co., Ltd.

04/12/2019
サムライアジア編集部

SEIKO (Thailand) Co., Ltd. のManaging Director久保田 勝美 氏(以下、久保田MD)と、
Retailer Division, Manager のMs. USANA CHANTAVICHAIKIJ(以下、ウッサナーさん)



1989年、セイコーウオッチコーポレーションを親会社にタイで創業したSEIKO (Thailand) Co., Ltd.(以下、セイコータイランド)は、来年で創業30年の節目を迎える(2019年現在)。

タイにおけるSEIKOの時計販売ということでは、現地の代理店を通じて今から50年以上前に始まっている。その長い歴史の中で、タイの人にも馴染みの深い時計ブランドとして確固たる地位を築いてきた。

現在は、数百の時計店や取引先への卸売り、そして70ほどの自社の売り場を構えることでタイ全土をカバーしている。各カウンターには常時200~300のバラエティに富んだ腕時計が陳列され、その価格帯は100ドル~6000ドルクラスまでと、実に幅広い。

「幅広い価格帯の商品を同じ企業ブランドの傘の下で販売していることは、SEIKOのひとつの特性です。高級時計だけでもなく、カジュアル路線だけでもない。各商品に対して何らかの価値を見出していただくことで、幅広いお客様に時計を提供させていただいております」(久保田MD)


基本に立ち返った時に見えるもの。店頭での基本サービス向上につながった kintone の導入

サービスの向上を考えたとき、一番大切なのは「お客様が求める商品の在庫が売り場にあること」。

どんなに良い立地にどんなにかっこ良い店舗を作り、素晴らしい販売員を配置したとしても、商品がなければ意味がない。

「1年365日、常に最高の店頭在庫を維持しながらお客様をお迎えすること。それが非常に高いサービスの基本条件となります。そして、店頭在庫の管理力をドラマチックなほどに強化できたキッカケが、kintoneでした」(久保田MD)

kintone導入前の社内では、在庫管理が気の遠くなるほどの手作業で行なわれていた。商品が欠品したら、まず発注書を手書きで作成し、スマートフォンで撮影。それを添付して本社へ送り、プリントアウトしたものを発注書に書き写してオーダーをかける…。

そこには膨大な時間と手間、そしてアナログ故のミスも発生していた。打開策を模索したところ、kintoneを使った在庫管理の事例を耳にし、直ぐに取扱店に連絡、即導入を決めた。


Kintoneの “分析できる” 販売レポートで、業務報告の質も売上もUP!

kintone導入のメリットはあまりにも大きい。
店頭在庫の維持だけでなく、在庫の適正化、運営のベースとなる販売データの収集、蓄積、一覧、検索が瞬時にできるようになった。

単なる報告業務で終わるのではなく、 精度の高い分析をスピーディに行なうことのできる販売レポートを、本社と常に共有している感覚だ。

また、kintoneにより発注業務時間を大幅に短縮した販売スタッフは、接客に集中することができ、売上はさらに伸長する。kintoneによる良い連鎖が止まらない。

「欠けていたのはリアルタイムでの情報共有。迅速で的確な意思決定にkintoneが役立っています。以前は各店舗からバラバラに届く報告をまとめるのにすごく時間がかかっていました。kintoneを利用してからは各店舗での売れ行きを常にモニタリングし、いち早く計画を立てられるようになりました」(ウッサナーさん)


「kintoneを使って毎日の売上を本社にレポートしています。普段使っているスマホアプリの感覚で操作も簡単です。商品について知りたいときも、書類を探したり本社からの連絡を待つ必要がなく、品番等を打ち込んで自分で情報検索できるので、作業が早く、そして楽になりました」(サイアムパラゴン支店販売スタッフ グリッサラーさん)


情報を蓄積してグラフ化したり、条件を絞り込んで検索したり、データの表示方法も目的に応じてアレンジ可能


店舗ではスタッフが共有で使用するタブレットからkintoneにアクセス。接客の合間の短時間で操作ができる


次の時代もkintoneと共に

業務改善やサービス向上の可能性に際限はない。
今後はkintoneの機能を活用し、商品陳列スキルの底上げを目論んでいる。魅力的なディスプレイは、売上に貢献する。

「店舗によって商品陳列の優劣がついてしまう問題を、陳列が上手な店舗の画像や動画をkintone上で共有することで改善できないかと考えています」(久保田MD)
他にも、新しい売り場では出退勤管理にkintoneを導入することを検討中だ。

外から新しいモノを取り入れるとき、腰が少し重たく感じることがあるかもしれない。だが、久保田MDは次のように教えてくれた。

「“常に一歩先へ” というのが、SEIKOの創業者が掲げた理念なんです。kintoneの導入は、ローカルスタッフたちにとって初めは3歩くらい先を行かせるようなものだったかもしれない。ですが結果はきちんとついてきたので、そういうことだと思うんです。

これからもやはり、停滞することなく世の中やお客様に対して “ONE STEP AHEAD” でアプローチしていくことが大切だと考えています」(久保田MD)

腰を上げれば見える世界は広がる。企業も人も同じだ。
創業から30年。次の30年を見据え、セイコータイランドはここからまた一歩一歩進んでいく。

【取材日:2019年9月24日】


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