エンシュウ インドネシアの大平と申します。
エンシュウ インドネシアのオフィスは、首都・ジャカルタから車で東に50分ほど離れたブカシ(Bekasi)にあります。
エンシュウ インドネシアに自社の製造工場はなく、エンシュウ本社とエンシュウ タイから工作機械を輸入し、東はバンドゥン・チカラン・カラワン・チカンペック・スマラン、西はタンゲラン、北はバタムと、日系企業が集まる各インドネシア工業団地 等、そしてマレーシアのお客様へ販売しています。
インドネシアでは、2輪と4輪メーカーの取引先が多く、汎用機よりもシステム機の需要が圧倒的に多くあります。
インドネシアのお客様は、汎用機を購入してお客様自身がインテグレートするよりも、システム機をお買い求めになります。
理由の一つに、インドネシアの設備不足・人材不足が挙げられます。
例えば、インドネシアでは治具を作るメーカーが非常に少なく、2輪や4輪の部品加工に必要な治具・周辺機器 等すべてが揃っているシステム機を導入したら、すぐに生産が開始できる事を望まれます。
当社は、工作機械の販売だけではなく、お客様の工場への搬入からセットアップまでを一貫して行ないますので、工作機械の販売だけではなく、システムインテグレーターとして活動しています。
インドネシアでは、先に述べましたように、オートバイメーカー・自動車メーカーが非常に多いため、量産部品の加工に必要な横形マシニングセンタ『GE30H』、『GE40H』の需要が伸びています。
中型・大型のマシニングセンタは日本から輸入し、立形マシニングセンタ『EV360T』『WE30V』『EV450T』等は、タイで製造している機種を輸入販売しています。
また、昨今はタイでも注目されているMC内蔵型搬送装置『E-Loader』の販売にも力を入れています。
横形マシニングセンタ GE30H
特長
・テーブル固定型マシニングセンタ(機械幅1,150 mm)
・直下型切粉処理
・最大積載量 450 kg
・加工エリアと駆動部の分離(ゾーンカバー)
・高速化による加工時間短縮、消費電力量の削減
(早送り速度 60,000 mm / min/切削送り速度 15,000 mm / min)
横形マシニングセンタ GE40H
特長
・高出力、高剛性の40番主軸(主軸最高回転数12,000 min-1)
・ワイドな加工エリア(作業面 φ 400 mm)
・最大積載量 650 kg
・様々な治具やガントリーに対応可能
・自動工具交換装置(ATC)
…工具収納本数 24本(標準)/ 30本(オプション)
・IoTに対応可能
インドネシアのお客様は日系の会社が9割のため、当社のインドネシア人スタッフは日本語対応が可能です。
日本で現場を経験してきた営業・サービス担当の日本人も、計3名おります。
セットアップの際には日本人技術者も立ち合いますので、お客様には安心して当社のマシニングセンタを導入いただけます。
エンシュウ インドネシアでは、インドネシア国内でオーバーホール(OH)も行なっています。
新型コロナの影響で設備投資ができない、所有している機械をOHして再稼働させたいといったお客様の需要にも対応できますので、気軽にお声がけください。
私たちは、今後もインドネシアのお客様の親身になって、各社のものづくりを支えていきたいと思います。