
浜正タイランドは、2025年6月に開催されたマニュファクチャリングエキスポ(ME)に出展し、アッセンブリ自動化をテーマにした複数のデモソリューションを披露しました。
今回は、前回記事でご紹介した「
自動パルスヒート溶接ユニット」に続き、日本アビオニクス(以下、AVIO)の「超音波ハンドウェルダー」を用いた樹脂溶着のデモをご紹介します
簡単操作でスピーディな超音波溶接のデモを初披露
▲超音波ハンドウェルダーを用いた、樹脂溶着(熱カシメ)のデモ
本デモで使用された「超音波ハンドウェルダー」は、マニュアルタイプの小型装置でありながら、加圧・振動・発熱の各工程を的確に制御し、高速かつ安定した溶着を実現します。AVIO独自の周波数自動追尾方式「ATHMOS」により、変動する負荷や温度条件下でも安定した振幅制御が可能で、高い仕上がりが得られます。
自動車内装材やOA機器、不織布製品(日用品)など幅広い用途に対応しており、タイの製造業界における多品種少量・柔軟な生産ニーズに応えるソリューションです。
現在、工場自動化が進むタイ市場では、従来の専用機による大量生産から、汎用性の高い装置で対応する柔軟な製造体制へとシフトしています。こうした背景の中で、協働ロボットやマニュアル溶接装置といった手軽に導入可能な自動化ツールの需要が高まっています。特に、コストや設置スペースに制約のある企業では、今回紹介するようなハンドタイプの超音波装置が実用的な選択肢となります。
手軽に素早く加工可能!多用途で使われる超音波溶接
一般的に溶接手法には大きく分けて4つの種類があります。 • パルスヒート:高精度、仕上がり良好。立ち上がりに時間がかかるが安定加工が可能 • • レーザー溶接:高精度で高コスト • 抵抗溶接:最も広く使われる手法 この中で超音波溶接は、短時間で接合が完了し、熱の影響が少ないことから、熱に弱い樹脂や不織布などの接合に適しています。特に今回のようなハンドタイプでは、必要なときに必要な場所で即座に加工ができる点が強みです。また、消耗品が少ないため、ランニングコストを抑えながら、安定した品質を維持できます。


