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強力な緩み止め効果があるナイロック加工。
後編では、ナイロック技術の締結の原理についてご紹介します。
ネジはなぜ締まり、緩むのか?
ナイロックの仕組みを理解していただくために、まずは「ネジはなぜ締まるのか?」「なぜ緩んでしまうのか?」ということを知る必要があります。なぜなら、ナイロックを含むあらゆる緩み止め製品は、ネジの締結の原理を利用しているからです。
ネジは、締めこんでいったときに発生する軸力と摩擦力で締結した状態を保てるようにしています。ネジは締めこんでいくと、雄ネジと雌ネジの座面が接地したところからネジ部が引っ張られて伸びていきます。その瞬間から引っ張られたネジが元に戻ろうとする力、つまり軸力が発生します。この軸力が発生することで、雄ネジと雌ネジの接地面(座面、ネジ部)で摩擦力が発生し、ネジが締結できるのです。
では逆に、なぜネジは緩んでしまうのでしょう?それは、その軸力と摩擦力が落ちる瞬間に起きます。雄ネジと雌ネジの間にはある程度の隙間が必ず存在します。隙間がないと勘合できない、挿入できないからです。ただネジ締結後に振動・揺れ・衝撃があると、その隙間によってどうしても軸力が低下する瞬間が出てきます。軸力の低下により、摩擦力が下がり緩んでしまうのです。



