製造設備の自動化をサポートするソリューションが集結
タイハイベックスは、2023年6月21日〜24日にバイテック・バンナーで開催されたNepcon Thailand 2023に出展した。イベントには4日間で計94,725名もの来場者があり、同社のブースも昨年を上回るにぎわいとなった。
今回は、イベントで展示した製品やソリューションについて紹介する。
タイハイベックスは、電子部品・半導体・自動車産業向けに装置や工具、副資材、消耗品などを提供している専門商社だ。様々なメーカーの製品を組合せて顧客のニーズに応える装置を提供することから「トータルソリューション・プロバイダー」としての側面も併せ持つ。
今回の展示会でも、製品を組合せたオリジナルのソリューションを数多く展示した。
タイ初披露!協働ロボットによるねじ締め&塗布ロボット
展示製品ラインナップ ※本展示会にてタイ初披露
■ ジャノメ × ハイオス:自動ねじ締めピック&プレイスシステム
製品の組み立てとねじ締めが同時にできる自動化設備。ジャノメ スカラロボットにハイオス 電動ドライバーとネジ供給機を接続、HDDの組み立てを行う。ひとつのロボットに電動ドライバーとグリッパーを搭載することで、低コスト・タクトタイムの削減に寄与する。
▲ ジャノメ × ハイオス:ねじ締めとピック&プレイス
■ ジャノメ × 兵神装備:カメラ制御付き塗布ロボットシステム
塗布ユニットと接続するジャノメ デスクトップロボット。塗布機には、高粘度液の塗布も可能な兵神装備の一軸偏心ねじポンプ「モーノディスペンサー」を採用。塗布前に製品の位置を検知するカメラも付いており、より高精度な定量吐出を実現する。
▲ ジャノメ × 兵神装備:カメラ制御付き塗布ロボットシステム
■ DOBOT × ハイオス:エア圧送ねじ締め&モニタリング協働ロボット(COBOT)
ねじの斜め締めができる協働ロボット。
DOBOTの協働ロボットとハイオスのねじ締めシステムを接続し、ねじ供給機から直接ねじをエア圧送できるのが特長だ。ねじを取る時間が不要のため、サイクルタイムを短縮できる。ねじ締めの作業成果をモニタリング・記録できるソフトウェア付。協働ロボットのため、安全カバーなしで人と協働で作業することが可能。ツールの交換により、様々な作業に応用が利く。
▲ DOBOT × ハイオス:エア圧送ねじ締め&モニタリング協働ロボット
はんだ付けや塗布作業などの効率化と精度向上に貢献
■ DOBOT x ジャパンユニックス:協働ロボットによるはんだ付けシステム
■ ジャノメ × NLC:高さ揃え機能付き塗布ロボットシステム
■ ジャパンユニックス:リアルタイムモニタリング機能付きはんだ付けロボットシステム
■ ジャノメ × ハイオス:ツインテーブルねじ締めロボットシステム
■ ハイオス:電動ドライバー ポカヨケシステム
■ JBC:はんだ付けステーション
■ ジャノメ × ヤエス軽工業:自動テープカットシステム
■ オーディオテクニカ:基板クリーニング装置
■ XIATECドリルビット&ユメックスUVランプ
■ 本多電子:超音波カッター&洗浄機
■ Dr. Storage:ドライキャビネット
■テクノビジョン × アキレス : 半導体装置・消耗品
タイの「トータルソリューション・プロバイダー」として
製造現場の自動化・半自動化課題を解決していきたい
今回のイベント出展について、Sales & Service Managerのサラーウット氏に感想を聞いた。
「昨年以上に多くのお客様に弊社のブースを訪れていただきました。
新規、既存と幅広いフェーズのお客様に来訪いただきましたが、いづれにしても、製造ラインで使用する機械や装置をお探しのお客様が多い印象でした。
そういった意味では、実際に機械に触れながら製造ラインにどう応用できるか、より具体的に検討いただける貴重な機会となったかと思います。
展示した各ソリューションは、お客様からの要望や課題解決を基軸に開発しています。実機をみていただきながらお客様からの課題や要望をうかがえたことで、生産設備の自動化・半自動化需要の高まりをより一層感じることができました。
弊社では、設備の自動化・半自動化をサポートするソリューションを豊富に揃えていますのでまずはお気軽にご相談ください」