

近年、タイでは電気料金の高騰や脱炭素化の流れを背景に、工場や商業施設での省エネ対策が急務となってきています。中でも電力消費の大部分を占めるのが「空調」で、年間電力コストの30〜50%に達するケースも多くあります。ただ、空調設備の入れ替えや大型省エネ設備の導入には多額の投資が必要で、すぐに取り組むのは難しいのが実情です。
こうした課題を背景に、「快適性を維持しながら空調の電気代を自動で削減する」―その解決策として注目されているのが「Ai-Glies」です。
Ai-Gliesは、エアコンの室外機を制御することで、空調電力を最大20%削減できる省エネシステムです。既存エアコンに後付けできるため、機器入れ替えや大規模工事が不要です。
30分に1~2度「送風運転」へ自動で切り替えることができ、室内の温度上昇を最小限に抑えつつ、無駄な電力消費をカット。その結果、快適性を保ちながら電気料金を効果的に削減できます。消費電力の高い室外機が多いほど削減効果が高いため、大型なエアコンを使用している施設だとさらに効果を体感できます。
Ai-Gliesは、空調機ごとに取り付けた制御ユニットが稼働データをクラウドに送信し、サーバー側で空調機の稼働状況を管理します。このシステムは日系メーカーであれば基本的に適用可能で、特に冷房負荷の高い工場やオフィスに効果を発揮します。 日本国内外の導入実績では、平均10〜20%の電力削減を達成。 既存エアコンの室外機に接続するだけのシンプルな構造により、手軽に導入できる点も特長です。1台あたりの施工時間は約30分〜1時間で、業務への影響を最小限に抑えることができ、工事は即日完了。工場・倉庫・商業施設・オフィスビルなど、業種を問わず簡単に導入が可能です。 タイでは2022年後半から電気価格の高騰があり、定期的に見直されてはいるものの日本よりも電力使用量に占める空調機器の割合が多く、効果が見込める市場です。BOIやグリーンローンなどの制度も整備されており、「短期間で成果を出す省エネ対策」を求める企業も増えてきています。
Ai-Gliesは、こうした現場のニーズに合致した省エネソリューションとして注目を集めています。 ――省エネと快適性を両立し、短期間で成果を出す―― 
▲約3分間の室外機停止制御により、快適性を維持したまま使用電力量を削減

▲特許技術「不快指数連動制御」によって外気の不快指数の変化に連動し、自動できめ細かい制御を実現
AI×IoTによる独自のスマート制御技術
また、データはクラウドで一元管理され、複数拠点の稼働状況をリアルタイムで可視化。クラウド上でいつでも設定変更可能なため、常に快適性を維持できます。

導入効果:電気料金・CO₂排出の削減実績
導入初月から効果を実感できるケースも多く、投資回収期間(ROI)は約1〜3年と短く、電力使用量の削減はCO₂排出削減にも直結し、カーボンニュートラル推進への貢献が期待できます。

導入のしやすさ:シンプル構造で短期施工
弊社ITCエネクス(タイランド)では、無料での効果試算書の作成や、導入前に効果検証いただくためのテスト設置にも対応しています。導入前に効果を理解いただくことで、安心して検討を進めていただける環境を整えております。
タイ市場への展開と期待
すでに日本国内の大手企業・公共施設など約1,500拠点への導入実績があり、タイでも日系工場を中心に導入が進行中で実績も増えてきています。
Ai-Gliesは、省エネへの関心が高い企業の期待に応えるスマートソリューションです。
ITCエネクス(タイランド)では、太陽光発電システムの他にも、企業の省エネ対策に貢献できる様々なエネルギーソリューションを提案しています。
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