製造DX改革に必要なものづくり基礎(1)
リーン生産方式で無駄をなくす文化を構築する
01/10/2020

㈱日本能率協会 コンサルティング 寺田 厚
リーン生産方式とTPS(1)
自動車産業から生まれた、効率的な生産の仕組み
皆さんは「Lean Manufacturing(リーン生産方式)」や「トヨタ生産方式(TPS)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?これらは、効率的な生産を指向する仕組みのことです。この二つはどのように違うのでしょうか?
TPS(トヨタ生産方式)とリーン生産方式
TPSとは、トヨタが長年実践してきた様々な取り組みを1970年代にトヨタ生産方式としてまとめ、外部に発表したものです。
一方、リーン生産方式は、1980年代にMIT(マサチューセッツ工科大学)が日本の自動車会社を研究した結果、TPS をベースに色々なコンセプトや手法を取り入れることで誕生しました。
2つの仕組みのゴールとアプローチ
これらの仕組みのゴールは、無駄がなく、仕掛や在庫の少ない工場を達成することにあります。しかし、それに到達するアプローチはTPSとリーン生産方式で少し異なっています。 TPSでは、トヨタが長年にわたって作業の無駄を削り、工程間の仕掛を減らし続けた結果、高い生産性の工場が実現できました。社内で継続的に改善をしていくことが当たり前になっています。


次回以降は、ここで用いられているコンセプトやツールについて、説明をしていきます。
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