
研削盤などの工作機械の販売や自動車のインターミディエートシャフト生産などを手がける光洋機械工業タイ。サムライ編集部は、前野泰一社長と西岡康一取締役兼GMに取材しました。
オーバーホール機能を備えた光洋機械工業タイのバンポー工場
光洋機械工業タイは、バンワとバンポーにある2つの工場を統合し、チャチューンサオ県バンポー郡に生産拠点を集約。一元化稼働させます。同社は、工作機械と自動車部品の2つの事業を大きな柱としていますが、事業拡大のため、工作機械事業をより一層強化する方針です。その一環として、稼働開始予定のバンポー工場にはオーバーホール部門を新設予定。協力会社だけでは賄いきれないオーバーホールの需要に、自社でも対応していきたいとの考えです。

▲前野泰一 社長
約1万㎡の敷地面積を持つ新工場は、今年4月のオープンを目指しています。オーバーホール事業のニーズ拡大を見越して、バンポー工場には、独立したオーバーホール棟(工場)の建設も予定しており、稼働開始は6月の予定です。
工作機械の更新期・需要期がタイで始まっている
タイでは90年代末から2000年代以降、自動車部品の現地生産が本格化。これに伴い、研削盤など工作機械の需要が急速に高まるようになりました。同社がターゲットとするのは、こうした2000年前後にタイに導入された研削盤などのオーバーホール。「工作機械などの設備機械は、新品での納入後15年~20年が経過すると、悲鳴を上げはじめ修繕が必要となる」と西岡康一取締役兼ジェネラルマネージャー。その更新期・需要期が数年前から順次始まっているのだといいます。

▲西岡康一 取締役兼GM
ただ、高額なことからすぐに買い換えることが難しい工作機械。一方で、オーバーホールにより寿命が延び、性能も向上するとあれば、一定の市場のニーズがあるはずだと同社は読んでいます。「工作機械を売るだけでなく、その後の責任もしっかりと持ちたい」と前野泰一社長。
