1. HOME
  2. ニュース
  3. 【解説】DLCコーティング|サイクルタイム短縮や生産コスト削減にもつながる!

お問い合わせ

下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。
Loading...
SAMURAI ASIA TOP
【解説】DLCコーティング|サイクルタイム短縮や生産コスト削減にもつながる!
25/11/2025
榊原 章人のアバター画像
榊原 章人Vice President

当社、JTEKT COATING (THAILAND) CO., LTD.は、タイで日本品質のDLCコーティングを提供しています。
本記事では、DLCコーティングの特性と製造現場におけるメリットをご紹介します。


DLCコーティング タイ


DLCコーティングの特性と用途

DLCとは、炭素を主成分とする非常に硬くて潤滑性を持つ膜であり、ダイヤモンドとグラファイト(黒鉛)の特性を併せ持つコーティングです。高硬度・潤滑性などの機能面の他にも外観性の向上など様々な特長があります。

【DLCコーティングの特長】
✔︎ 耐摩耗性・耐久性

部品の摩耗や焼付きを防ぎ、長寿命化に貢献します。
自動車部品をはじめとし、摩擦や凝着が問題となる治具や金型に広く使われています。
✔︎ 耐食性
酸やアルカリなど過酷な環境下でも安定した性能を発揮します。
✔︎ 低摩擦性・潤滑性
摺動性に優れることから、機械部品の寿命延長やエネルギー効率向上に貢献します。
✔︎ 装飾性
黒い光沢のある外観が得られます。その美しさと高い耐久性から、腕時計やゴルフクラブなど日用品でも使われます。
✔︎ 金属アレルギー対策
生体親和性が高く人体への影響が少ないことから、医療用メスやピンセットに利用されます。

このように、DLCは自動車・製造設備・医療器具・日用品など、私たちの生活の様々なところに使われています。


DLCコーティング タイ


DLCコーティング タイ


製造のサイクルタイム短縮・メンテナンス性向上にも貢献

DLCの「硬い・滑りがよい・錆びない…」といった特性は、製造現場においてもメリットとなります。


・金型やスクリュー等への材料固着が低減される
→ 清掃作業を軽減し、サイクルタイム短縮

・設備部品の摩耗や焼付きが低減される
→ 交換サイクルを伸ばし、コスト削減

・設備部品の長寿命化を計れる
→ メンテナンスにかかる時間とコスト削減

また 「テフロンやクロムメッキでは耐久性が不十分」
「異形部へのコーティングが出来ず困っている」

といった課題も、DLCコーティングで解決できる場合があります。


PIGプラズマ・DCプラズマ|2種類のコーティング

当社では低温・高温の2種類を用意しており、用途やお客様の課題に応じて最適な工法をご提案します。

PIGプラズマ DCプラズマ
炉内サイズΦ600×700(Max Φ120 /軸)Φ550×1000
構造炉内の中央にプラズマを発生製品周辺にプラズマを発生
温度〜250℃400〜600℃
膜種a-C:H, a-C:H(Si) a-C:H(Si)
適用金属全般
単純形状(シャフト・プレート等)
鉄(非焼入れ材を奨励)
単純形状・複雑形状に対応
特長・多種多様な材質に対応
・硬度、膜質の調整が可能
・アーク跡が発生しづらい
・付き回り性が優れている
・高い密着性
・高速で成膜が可能


自動車部品・樹脂成型・設備工具など様々な業界での実績がございます。
また、部品別で「適用事例集」もありますので、ご興味ある方はご連絡頂ければと思います。


<当社での主な採用実績>
・自動車部品(シャフト、ワッシャ)
・オートバイ部品
・アルミ溶解設備
・樹脂成型金型
・アルミカシメパンチ
・カッター、刃物
・電子基板製造装置 など


当社独自の技術により、お客様の困りごと解決のお手伝いをさせていただきます。



DLCコーティングの詳細やタイで表面改質や熱処理に課題をお持ちの方は、下記フォームからお問い合わせください。

JP
​

ホーム
製品情報
ニュース
個人情報保護方針