

当社は、川崎汽船株式会社を母体とする総合物流企業K LINE Thailandグループの一員で、倉庫業やコンテナヤードデポ業をタイで展開しています。
現在、サムットプラカーン(バンナー)、アマタシティチョンブリ、バンプラ の3箇所に自社倉庫を構えており、来る2023年4月に新たな物流倉庫が加わります。その倉庫の特長を含め、当社のサービスについてご紹介します。
新しい物流倉庫(KCST-5)は、既存倉庫(KCST-1)に程近いバンナーエリアにオープンします。この場所は、輸出入貨物の取り扱いが多いスワンナプーム空港や、主な消費先であるバンコクをはじめとした都市部にも近いため、輸出目的だけでなく輸入貨物の保管場所としても申し分のない立地と言えます。
最大の特長は、天井高を15mまで引き上げ、高層の多段ラック(高さ13m)を設置する点です。倉庫面積は当社の他の倉庫と比較して決して広いとは言えませんが、デッドスペースになりがちな上部の空間を有効に活用できる設計にしています。(平面エリア: 6,086㎡/ 高層ラックエリア: 4,550㎡)
多段ラックの設置により7,632パレットの保管スペースをご用意いたします。
このほかにも、段積みができない・混在を避けたい貨物や、梱包・出荷を個別に行いたい場合などに対して柔軟に対応できるのも、高層ラックを導入するメリットと言えます。
なお、新倉庫は既存倉庫と同様に、ISO 9001/14001/45001/28000取得の予定です。
新バンナー倉庫の設備や主な特長は以下のとおりです。
・高さ13メートルの8段ラック設置(段高:1.2~2.4m)
・ラック耐荷重:1,000~1,500kg/パレット
・パレット単位での保管が可能
・雨天対応キャノピー付貨物搬出入設備(キャノピーエリア面積:1,350㎡)
・2023年中にISO取得予定(9001、14001、45001、28000)
・24時間警備体制、防犯カメラ設置
新倉庫を含む当社の物流倉庫では、お客様にご満足いただくために日系ならではのサービスや倉庫オペレーションを提供しています。
中でもご好評いただいているのが、主に既存バンナー倉庫(KCST-1)で提供している自社梱包サービスです。経験豊富なスタッフが、品物(商品)の形状や材質などに応じて最適なパッキングをすることで、輸送の際の破損リスクを大幅に低減できます。その際、貨物に合わせた木製パレットや箱などの梱包材の設計・製作も併せて行います。ウォータータンクのような特殊な形状や通常規格外であっても問題ありません。さらに、燻蒸作業も手掛けているので、お客様はこれらにかかる手間や時間、コストなどが削減できます。
このほか当社では、以下のような幅広いサービスや倉庫オペレーションを提供しています。
・搬出入
・バンニング、デバンニング
・保管
・ピッキング
・仕分け
・パレタイズ
・流通加工
・倉庫管理システムによる在庫・物流管理
・輸送、輸出入通関、輸出ブッキング など
これらのサービスや物流オペレーション内容は倉庫により対応できる範囲が異なります。詳細については当社までお問い合わせください。
新バンナー倉庫の開業は2023年4月1日を予定しています。
新たな倉庫の開業に伴い、当社ではよりお客様のニーズに合った快適な物流サービスを提供できるようになります。また新倉庫をご覧いただくことも可能ですので、ご希望の方はお気軽に当社までご連絡ください。