サムライ︰オーバーホールに取り組む際に、心掛けていることはありますか?
伊貝︰私は、中古の機械だけでなく新品の機械の組付け・製作も過去に担当してきました。その私自身の目線で、オーバーホールしたその機械を「買いたい」「使いたい」と思えるかどうか。常にそこを問いかけながら作業にあたっています。過去にオーバーホールを行なった機械は、マシニングセンタや、NC旋盤、研磨機など様々ですが、どれも自分自身が欲しいと思える性能レベルに仕上がるまで妥協はしません。ずっと現場でやってきた者として、仕上がりにはこだわりを持っています。
サムライ︰御社のオーバーホールの流れについて教えてください。
伊貝︰ご依頼を頂いたのち、スタッフが機械を下見し、お客様にヒアリングをします。機械の状況を伺い、機械の精度を検査した上で、不調・不具合の原因や場所を特定します。その後、見積もりをさせて頂き、お客様に承認を頂いてから部品調達、実際のオーバーホール作業へと進みます。研磨や塗装も施して新品のような状態に仕上げるフルオーバーホールから、ご予算に応じた部分的なオーバーホールまで、ご希望に応じてご提案します。
サムライ︰ここ数か月、オーバーホールの問い合わせが集中したとのことですが。
伊貝︰ここ2ヵ月ほどは、発注が集中しました。大手精密部品メーカー様や、大手機械メーカー様、自動車部品メーカー様の機械4、5台を弊社のシラチャ工場に持ち込み、オーバーホールを実施しました。
サムライ︰伊貝さんは、キサゲ作業も長くご経験があるとのことですが。
伊貝︰キサゲ作業は、日本でずっとやっていました。機械で加工した平面を更に精度の高い面に仕上げるために、キサゲという工具を使って手作業で削り取っていきます。機械加工だけでは出せないマイクロ単位の精度を人の手によって出していく、工作機械を製造する上で欠かせない作業です。
サムライ︰キサゲ作業は熟練の技がものをいう作業だと聞きます。
私も最初はベテランの人たちにやり方を教えてもらいながら、見よう見まねで取り組み、徐々にできるようになっていきました。これまで多くのキサゲ作業を経験してきていますので、精度に自信をもってお客様にサービスを提供できると思っています。
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