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タイ人スペシャリストが解説する「破面形態調査」。高度な試験・分析受託サービスをタイで提供するタイコベルコ科研(KRIT)

12/06/2020
ポンピスット モッタノイ
Material Engineering

タイコベルコ科研(略称:KRIT)は、破損調査、破面解析、金属組織の調査・観察、強度・耐久試験など、研究開発・品質管理に欠かせない検査を行なっています。

当社のタイでの取引の95%は、日系の既存顧客が占めています。

そして、残り5%は新規顧客で、他社のサービスでは調査・分析できなかった難易度の高い案件の相談にいらっしゃいます。

KRITはタイにおいて、原因調査の「最後の希望」として、これまでに多くの実績を上げてきました。

私が所属する部署は、「Material Evaluation Group(材料調査グループ)」です。

お客様は製造業を営む会社がほとんどですが、中でも自動車業界からのご依頼が最も多く、自動車OEMや自動車部品サプライヤーからサスペンション、ブレーキチェンバー、シャフト、ブラケット、ハウジングといったパーツ(部品)のヒビ割れ(クラック)や溶接部分の不具合などの調査依頼が持ち込まれます。

パーツの破損や破断は、その部品が不良品ではなくても、振動や湿度などの環境の影響により起こります。

また、設計者が想定しない使用法などにより、基準値を大きく上回る負荷がパーツにかかった時にも破損は発生します。

例えば、過積載で走行するなど、想定外の使い方をしている場合です。


破損・破断の調査・分析の手順

①お客様へのヒアリングを行ない、使用歴や使用状況、熱や振動などの環境による影響の有無などを確認します。
②ビデオマイクロスコープによる破面観察を行います。
パーツの亀裂によって露出した面=破面を、ビデオマイクロスコープで5~5000倍に拡大して、破壊起点や起点部の欠陥などを観察します。
③次に使用するのが走査型電子顕微鏡(SEM)です。
こちらは20万倍まで拡大できる装置ですが、通常、破面観察では10~2万倍で破面形態の調査・観察を行ないます。

▲2,000倍に拡大した疲労破壊の破面(左)5,000倍にした延性破壊の破面(右)


④必要に応じて、SEMに付属のX線分光装置(EDX)による異物の元素分析を行います。
⑤各評価を組み合わせて破損原因を推定し、調査レポートによる報告を行ないます。


破断・破損の検査・分析のニーズ

■市場不具合品の調査
■工程内での不具合品の調査
■生産設備の破損、異常発生時の調査
■現地調達材、海外材の出来栄え調査
■乗用車、商用車、オートバイ等の研究開発・品質保証・製造分野
■OA機器、空調機等の開発、品質保証、製造分野
■機能部品や単品部品、表面処理、金型等の開発、品質保証、製造分野

タイでは破損検査や破面解析の重要性は、まだまだ認識されていません。
しかし、調査・分析による品質管理は安全性や製品の付加価値を高めるためにも重要です。
私たちKRITの高度な調査能力は、御社製品の安全性向上と価値創出に貢献します。

KRITの調査による調査結果は、簡単なものでは1週間、多くの検査を必要とする場合は1ヵ月ほどかかります。
緊急を要するお客様の納期のご希望には、全力でお応えします。
タイ語、日本語でコンサルティングができますので、調査にお困りの際は当社にご連絡ください。


■材料調査・解析に使用する主な装置

・金属組織用光学顕微鏡:ライカ製 TYPE090-135
・ビデオマイクロスコープ(実体顕微鏡):キーエンス製 VHX-5000

・FE-SEM(電界放出形走査電子顕微鏡):JEOL(日本電子)製 JMS-IT300HR

・EPMA(電子線マイクロアナライザ):JEOL(日本電子)製 JXA-8100

・マイクロビッカース硬度計:島津製 HMV-2TADW
・湿式砥石切断機
・自動研磨機
・熱間樹脂埋込機


ポンピスット モッタノイ Pongpisut Modtanoy
【プロフィール】
シラパコーン大学「Advanced Material and Nano Technology」卒業後、
KRITに就職。



KRITおよび日本クオリティの試験・分析検査サービスに関するお問い合わせは、下部のお問合せフォームまたは電話・メールよりご連絡ください。



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