1925年創業の黒田精工は、「必要なものは自社で設計・製造する」というポリシーのもと、精密機械、平面研削盤、金型システムなどの分野で高精度な製品を世界に提供してきました。
その確かな品質は“Made in Japan”の信頼性を象徴し、工作機械業界でも高く評価されています。
ベトナムにおいても、加工精度だけでなく省エネ性や操作性といった要素が重視される中、当社はこうしたニーズに応える製品とサービスを展開しています。
黒田精工が誇る「GS-30V/45Vシリーズ」は、自社製JIS C1級ボールねじとACサーボモーターを3軸に搭載し、0.1μmの高精度送りを実現しています。
また、最新モデルの「GS-64CV/65CV」は、0.1㎛の高精度送りを達成すると同時に、従来機と比べて電力を70%、油量を約85%削減した環境性能に優れたスマートモデルです。
さらに「GS-86CV / GS-126CV」は、剛性・省スペース・省エネのバランスを重視し、中型から大型ワークに対応した幅広いラインナップを展開しています。
創業100周年の節目に誕生した「GSR-600」は、次世代型ロータリー研削盤として2024年のJIMTOFにて発表され、国際的にも大きな注目を集めました。
この機種は、黒田精工独自の油動圧ロータリーテーブル構造を採用することで、従来の平面度5μmから1.5μmまで大幅に向上。
さらに送り精度も0.1μmを実現し、セラミックスや難削材、半導体前工程にも対応できる性能を備えています。
ATCのエンジニアは、黒田精工工場での研修を修了
2025年、黒田精工はベトナムのATC Machinery社と提携し、日本同様のサービス体制を構築しました。ホーチミン・ハノイ両拠点に認定エンジニアが常駐し、最短30分以内に出動可否を回答できる迅速な対応体制を備えています。黒田精工の品質基準とATCのサービス精神が融合することで、現地企業にも信頼されるアフターサービスを実現しています。
ベトナムの製造業は急速に高度化しており、今後は半導体前工程や脆性材加工など、より高精度を求める分野が拡大すると予想されます。 黒田精工は、こうした将来を見据えて先手を打ち、「この加工なら黒田精工の研削盤しかない」と言われる存在を目指しています。
黒田精工は、日本で培った高精度・高信頼の技術力とサービス力を、ベトナム市場でもそのまま提供いたします。機械の導入やテスト加工、技術相談なども承りますので、まずはお気軽にお問い合わせください。