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【KWEタイランド・海上輸送サービス】コンテナラウンドユースと実車輸送のオートダイレクトインターナショナル
27/01/2020
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サムライアジア編集部

「近鉄エクスプレス」グループは近年、海上輸送にも力を入れ、独自のサービスを提供している。
例えば、同社のタイ法人KWE-KINTETSU WORLD EXPRESS THAILAND CO., LTD.(KWEタイランド)が展開する空コンテナの有効利用「コンテナラウンドユース」や、実車をコンテナで目的地まで輸送する「オートダイレクトインターナショナル」だ。
それぞれのサービスについて担当者に話を伺った。


輸送費削減・環境保護に繋がる空コンテナの有効利用「コンテナラウンドユース」【タイ】

「コンテナラウンドユースは、輸送にかかる諸費用のコストダウンやCO2削減と言った時代を先取りする新しい試みとして提供されてきたサービスで、今改めて注目をしているサービスです。」と話すのは、海上輸送営業を担当する豊田氏。

▲コンテナラウンドユースの仕組みとメリット


従来のコンテナ輸送では、相手先に荷が送り届けられた後、当該コンテナは空の状態でコンテナヤードに送り返されるのが一般的だ。その際の輸送費(人件費、燃料費など)も、サービス全体に加算されて料金が設定されている。

輸送業界は新興国の物流企業の参入もありコスト競争は激しさを増すばかりだ。加えてサーチャージ(燃料加算金)は値上がり傾向にある。そして、国際海事機関(IMO)が地球環境の保護を目的に2020年1月から導入する硫黄酸化物(SOx)の削減規制「IMO2020規制」もあり、輸送コストの更なる上昇は確実だ。

こうした厳しい環境の中で、KWEタイランドとしてコスト削減、環境に配慮した取り組みの一つであるコンテナラウンドユースに改めて注目している。
仕組みは至ってシンプルだ。輸入地の港に到着したコンテナを、客先で荷を降ろした後に現地の輸出用の実入コンテナに転用する。このように活用すれば、空の状態が限りなく減り、無駄な輸送費もかからない。
空のコンテナの輸送がなくなれば、CO2排出量の削減も期待でき、環境への影響も軽減できる。

「価格競争はほぼ限界まで来ており、今後はプラスアルファの付加価値を備えた質の高いサービスが求められると考えます。すでに、環境保護への関心が高い日系企業からは引き合いをいただいており、順次拡大を続けていく方針です。環境への配慮が、ゆくゆくは顧客企業のイメージアップや人材採用にも貢献していくと考えています。」(豊田氏)


完成車をコンテナごと目的地に輸送し、柔軟なスケジュールに対応するオートダイレクトインターナショナル【タイ】

オートダイレクトインターナショナルは、完成した自動車(実車)をコンテナに載せ、コンテナごと目的地に送り届けるサービスだ。従来の実車輸送といえば、専用輸送船に一台一台を積み込み大量輸送する方法が一般的だった。しかし、この方法だと、ディーラーなどの求めに応じたフレキシブルな対応ができない。
これを解決するために誕生したのがこのサービスだ。


4~6台の実車を乗せたコンテナは、専用船の到着を待たずにコンテナ船での出港が可能。取引先のスケジュールに沿った輸送が実現できる。
海上輸送購買担当の和田氏は、「客先からの引き取り時からコンテナに格納されることから陸上輸送における風雨による自動車へのダメージ軽減にもつながります。当社グループ会社であるAPLLタイランドでは、すでに一部の実車メーカーのベトナム市場向け輸送などでサービスを開始しており、KWEタイランドとしても2020年からAPLLタイランドと共同して本格展開する予定です」と話してくれた。

KWEタイランドが提供する、コンテナラウンドユースとオートダイレクトインターナショナルの新サービス。
同社は、付加価値の高いサービスの提供により、顧客の真の物流パートナーになることを目指している。


【担当者紹介】

和田明祐氏 Senior Manager Sea Purchasing Division(海上輸送購買担当)
2007年入社。関西国際空港で航空輸出の購買業務を担当後、11年から米ダラス支店で輸入業務。
東京にて海上購買部門、及び営業として名古屋での勤務後、19年7月からタイ法人。
海上輸送の購買担当。


豊田雄生氏 Senior Manager Sea Sales Department(海上輸送営業担当)
2008年入社。中部国際空港(セントレア)で航空輸入を、東京の営業所で航空・海上輸入営業をそれぞれ担当後、18年10 月からタイ法人。主に海上営業を担当する。


KWEタイランドの輸送サービスに関する詳しい情報をお求めの方は、下部のお問い合わせフォームよりご連絡ください。

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