シティプラタイランドは、日本に本社を置く株式会社シティプラスチックの海外拠点として、タイで高精度な樹脂加工を手掛けている。設立当初からマザックの工作機械を導入し、複合加工機「INTEGREX i-300」をはじめとする最新機種を活用し、幅広い業界に向けた高付加価値樹脂製品を提供している。
親会社の株式会社シティプラスチックは、日本の樹脂加工の業界においてトップクラスの生産力と技術力を誇る部品加工メーカーだ。マザックの工作機械はタイのみならず、日本の工場でも幅広く活用されており、現在70台以上もの機械が導入されている。
日本・タイともに、マザックの工作機械を選択した最大の理由は、制御装置「MAZATROL(マザトロール)」の存在であるという。 【シティプラ(タイランド)が導入しているマザックの工作機械】
シティプラタイランドでは、エンジニアとともに最適な加工方法を模索し、旋盤とミーリングの同時加工を取り入れることで、加工時間の短縮と精度確保を両立させている。他社では対応できない形状や精度の相談も寄せられることが多く、同社の強みはこうした難易度の高い要求にも柔軟に応えられる点にある。 マザックの強みとして、海外拠点におけるサービス体制の充実も挙げられる。タイにおいても日本と同等の迅速なサポートを受けられる安心感は、シティプラがマザックを選ぶ大きな理由であった。
高精度と効率を追求するシティプラタイランドにとって、マザックの複合加工機はこれからも欠かせない存在であり、両社の信頼関係は今後さらに深化していくことだろう。 【取材協力】City Pla (Thailand) Co., Ltd.
▲シティプラスチック広島工場にあるマザック製工作機械 一部
対話式プログラムによって加工工程を容易に設定できるうえ、衝突回避を含めた高精度なシミュレーション機能により経験の浅い者でも安心して操作が可能になるのだ。
• INTEGREX i-300
• INTEGREX 200-Ⅲ
■ CNC旋盤
• QUICK TURN NEXUS 200MY
• QUICK TURN 100M SG
• QTE-200MY SG
▲シティプラタイランドの樹脂加工の要となっている複合加工機INTEGREX i-300
複合加工機INTEGREXが他社ではできない樹脂の高度複雑加工の要に
樹脂は金属よりも熱やクランプによる変形が起きやすいが、複合加工機INTEGREXなら一度の段取りで旋盤加工からミーリング加工までを連続して行えるため、精度の高い加工を安定的に実現できているのだ。
また、同社の特徴は人材育成にも表れている。オペレーターは図面作成から工具や治具の選定まで自ら行い、営業担当者も図面を描ける。経理を含む全社員が図面を理解し、現物からの依頼にも社内で解決策を見出す。こうした全員参加型のものづくり体制が、シティプラタイランドの競争力を支えている。
マザックの技術力とサポート体制が、シティプラの高精度加工を支える
日本本社でも多数のマザック工作機械を稼働させており、長年の信頼関係がタイ拠点での導入にもつながっている。
▲マザックタイランド岩井GM(中央左)、シティプラタイランド佐々木MD(中央右)
シティプラタイランドは、日本に本社を置くシティプラスチックの海外拠点として、2014年にタイで設立され、高精度な樹脂加工を手掛ける。様々な樹脂素材を扱い、旋盤やマシニングセンタ、5軸加工機などによる切削の他、熱処理や溶接なども行う。
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