
現場で稼働する機械にとって、最大のリスクは「突然の停止」です。
また、近年タイでは経済状況より、従来のワークから新しいワーク対応へ変更・生産拡張を検討されるお客様も増えています。
村田機械(タイランド)の旋盤サービス部門では、故障してからの対応ではなく、機械が停止しない状態づくりを重要視しています。
まずは、現在タイで提供しているサービスの要点をご紹介します。
• 機械停止リスクの最小化
⇒ 定期点検を通じて、機械の状態や故障の兆候を事前に把握し、計画的な対応を可能に
• 現地完結型のサービス体制
⇒ 経験豊富なタイ人エンジニアを中心に、現地スタッフ主体で対応できる体制
• オーバーホール・改造にも柔軟対応・提案
⇒ 修理だけでなく、既存設備を活かすための改造(カスタマイズ)提案も
• 即納可能な在庫機を常備
⇒ 現在、旋盤の在庫機を2台保有しており、急な増設ニーズにも対応可能

タイでは現在、約1,000台の村田機械の旋盤が稼働しており、そのサポートを担っているのが、6名のタイ人サービスエンジニアです。
日本で研修を受けた熟練者を中心に、加工を熟知したスタッフ、ソフトウェアに強いリーダーなど、各々の強みを活かした体制を構築しています。その結果、現在では約8割の案件をタイ人エンジニア主導で対応できるようになりました。
【主な対応業務】 月平均2件ほど対応しているオーバーホールでは、内容に応じて3~4日、長くても2週間程度で完了します。故障して機械が1ヵ月単位で止まるリスクを考えると、計画的なオーバーホールはお客様にとっても大きな価値があります。 近年、特に増えているのが 村田機械の平行2軸旋盤は、 特にアフターサービス面では、価格重視の機械と比較した際に「安心感が違う」と評価頂くことが多くあります。私たちサービス部門が大切にしているのは、お客様からの困りごとを待つのではなく、一歩踏み込んで提案することです。

▲旋盤サービスエンジニアと営業スタッフ一同
・ 定期点検
・ 修理・部品交換
・ オーバーホール
・ 機械を活かすための改造のご提案
また、オーバーホールでは
✔ ガントリーローダ修理
✔ ボールねじ・LMガイド修理
を含む修理パッケージは多くのお客様に好評頂いています。
オーバーホールについての詳細は、過去記事もご参照ください。
「今ある機械を、もっと活かしたい」に応える
「今止まっている機械を有効活用したい」
「変えて新しい分野の加工に挑戦したい」
といったご相談です。
例えば、
• 搬送装置を追加して他の機械とドッキングしたい
• 加工できるワークサイズを変更したい
• プログラムや加工精度を見直したい
こうしたお声に対し、修理・部品交換だけでなく、機械改造(カスタマイズ)という選択肢も含めてご提案しています。また、最低でも5年に一度の定期点検をおすすめしています。
点検によって機械の状態を把握できれば、お客様側でも修理・改造・オーバーホールに向けた予算計画が立てやすくなります。
タイで安心して使い続けられる旋盤であるために
• ローダー搬送速度が速く、サイクルタイムが短い
• 耐久性が高く壊れにくい
• タイ現地での安定したアフターサービス提供
といった特長があります。

▲ショールームにある旋盤の在庫機
「こういう改造をすれば、加工の幅が広がる」
「故障する前に、今点検しておきませんか」
そんな声かけを通じて、現場の安定稼働を支えていきたいと考えています。
旋盤のことで気になることがあれば、どんな些細なことでも構いません。
タイの現場に寄り添い、機械を止めないための最善策を、これからも提案し続けていきます。

野口 誠一郎 Seiichiro Noguchi
Technical Manager / Machine Tool Division
2017年入社以来、エンジニア歴7年。静岡浜松営業所にてフィールドエンジニア、ムラテックCCS株式会社犬山支店での5年の経験を経て、25年6月よりタイへ赴任。旋盤サービス部門マネージャーを務める。

▲村田機械(タイランド)スタッフ一同
タイ・ASEAN地域で村田機械の旋盤をお求めの方、メンテナンスでお困りのお客様は、お気軽にご相談ください。