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NACHIの高速・高精度な産業ロボットMZ-Fシリーズ登場!生産工程を効率化し、生産性を上げる
05/07/2022
藤本 雄一のアバター画像
藤本 雄一General Manager, Robot Division

垂直多関節ロボットのMZシリーズ は当社の産業用ロボット主力シリーズです。2013年のリリース以来、小型から中型までラインナップを拡充し、使い勝手の良いハンドリングロボットとして工作機械のワークの着脱やツール交換、工程間の搬送など様々な用途でご使用いただいています。
今回、新たにMZ-Fシリーズ(MZ07F/MZ07LF/MZ07LF)をタイでも販売開始しました。それぞれの機能やメリットについてご紹介していきます。


プログラムタクトタイム短縮と高精度を実現
シビアな組立作業にも対応可能なMZ07FとMZ07LF

垂直多関節ロボットMZ-Fシリーズ 不二越

▲左からMZ07F、MZ07LF

MZ07FとMZ07LFは、MZ07シリーズの軽量・コンパクト・中空手首構造の機能はそのままに、さらに高速・高精度化を果たしたモデルです。製品名の最後についている「F」は「Fast」の「F」。MZ07LFの「L」は、動作範囲が少し広いロングアーム(Long Arm)を表しています。

どちらも最大可搬質量はユーザー選定が多い7kg。世界トップクラスの各軸最高速度はキープしつつ、加速・減速時間を調整し、プログラムタクトタイムの短縮を実現しました。タイムはタイマーなしの連続動作において最大約40%減の見込みです。

垂直多関節ロボットMZ-Fシリーズ 不二越


速度が上がると精度が落ちがちですが、MZ07FとMZ07LFの位置繰り返し精度(ISO9283準拠)は、現行機に対してそれぞれ3/4、2/3に向上しました。軌跡精度( ISO9283準拠)も現行機に対して半分以下に改善しています。教えた通りの円弧の軌跡を毎回繰り返すことができるよう精度アップを図った結果、同クラストップレベルの軌跡精度が実現しました。

垂直多関節ロボットMZ-Fシリーズ 不二越


高速化により、平均消費電力は増加しましたが、1サイクルが早く終わるため、1サイクル当りの総消費電力は減少しています。(4パターン中、3パターンで減少)

電気電子分野で高まるニーズに応えたMZ10LF
全体のサイクルの短縮が実現

垂直多関節ロボットMZ-Fシリーズ 不二越

弊社はこれまで最大可搬質量10kgクラスを扱っていませんでしたが、今回、新たにこのクラス初となるMZ10LFを投入しました。MZ-Fシリーズのコンセプトである高速、高精度を踏襲しつつ、大型ワークへの対応を可能にしたロボットです。

最大リーチは1,202mm。広い動作範囲を誇っていますが、このリーチサイズとしては軽量でスリムなボディが特徴です。

7kgと12kgを埋める10kg可搬のMZ10LFは、電気電子分野の需要を見据えて開発に踏み切りました。電気電子分野では主に水平多関節ロボット(スカラロボット)が多用されていますが、車のEV化や自動化の進展により、車載用の基盤や電子部品の数が増え、重く大きな部品をより遠くに搬送したいというニーズが高まっています。複雑な動きをロボットに任せ、人の介在を減らしたいと考えるお客様が確実に増えているのです。ここにMZ10LFを導入すれば、タクトタイムが短くなり、全体のサイクルの短縮を図り、効率的な生産が可能になります。


内部エンジニアが産業ロボットの選定から導入まで
一つのプロジェクトとして手掛ける

弊社では販売だけではなく、ビフォア・アフターサービスにも力を入れています。主要部品はタイで保管し、トラブル発生時にはすぐに対応できる体制を整備しています。

NACHI不二越 ロボットエンジニア

NACHI不二越 ロボットエンジニア


最近では、特定の工程を自動化するため、産業ロボットの選定から導入までを一つのプロジェクトとして任せたいという依頼も増えてきました。単にロボットの導入にとどまらず、設備や装置全体としての提案を求められているのは、弊社がロボットシステムを提案できる営業技術のスタッフを抱え、充実した技術提案・支援体制を敷いているからです。



産業ロボットによる生産工程の効率化や生産性アップ、さらに新たな設備や装置をお求めの方は、以下問合せフォームよりお気軽にご相談ください。

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