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銅の価格高騰にお困りの方に朗報!タイでのアルミフラックスコアードワイヤーの製造計画を開始します
21/12/2021
山本 佳克のアバター画像
山本 佳克ナイス株式会社 取締役 技術部門長

電気自動車(EV)需要の高まりを受けて、ここ数年で価格が高騰している“銅”。2020年4月頃から上昇し、2021年5月には従来平均の倍近くにまで高騰しています。

▲銅価格グラフ(千円/トン)

そのような背景から、空調機器で使用される部品の銅からアルミ素材への代替えが活発になっています。ナイスタイランドでも銅を使った製品を取り扱っていますが、ここ数年でお客様から銅価格高騰によるお悩みが多く寄せられています。

そこで、今後更なる需要が見込まれている『アルミニウムフラックスコアードワイヤ』をタイで一貫生産できるよう、生産設備導入を決めました。移設完了は直近5年以内を目途としています。これらは主に、エアコンの熱交換器の接合で実績があります。銅からアルミへのシフトされる際の接合材として最適です。


タイで上工程・下工程 通気一貫で加工できる環境に

これまでは上工程を日本で行い、それらを輸入してリング加工・スプール巻きなどの下工程をタイで加工して提供していました。今後上工程の設備をタイに導入していくことで、より柔軟的にお客様からの要望に応えられるようになります。

▲日本工場の上工程加工設備

タイでここまでの製造設備を持っている工場は他にないでしょう。日本でもこのような生産能力がある工場は数社に限られています。当社タイ工場は日本と比べても引けを取らないほど生産能力が高く、二次加工設備に関しては日本より充実しています。今後は主な製造拠点を、タイへ移管していく可能性もあります。

▲日本工場の上工程加工設備

独自の接合技術・ノウハウを活かしたカスタマイズオーダー

ナイスの強みは単なる製品販売だけではなく、独自の接合技術を活かしたソリューション提案にあります。

<ナイス製フラックスワイヤー製品・サービスの強み>
✓お客様の要望にあわせてフラックスを独自配合できる
✓多数のオーダー実績、豊富なトライアンドエラー経験に基づく緻密なカスタマイズが可能
✓加工作業のしやすさを考慮したサイズや形状のアレンジ
✓製品販売だけでなく、接合技術ノウハウを含めたサービス提供

本社ナイス株式会社では、ろう付などの接合設備も自社開発しています。そのため、技術知識、ノウハウが豊富です。カスタマイズオーダーいただいた製品は接合テストまで行い、 実際の加工作業で問題がないか、もっと改善できるところがないかを入念に確認してから納品させていただいています。

▲左から自動ろう付装置、高周波ろう付装置(半自動)イメージ

アルミフラックスコアードワイヤーの製造販売は2023年以降の開始を予定しています。銅からアルミへの切り替えでトータル製造コスト削減に寄与できるはずです。空調機器の接合でお悩みの方はまずはお気軽にご相談ください。

▲左からナイス(タイランド)高砂、ナイス株式会社山本

neis (Thailand) Co., Ltd.
高砂 知史 Tomohumi Takasuna
Managing Director

2009年8月 ナイス株式会社入社
2009年10月 ナイスタイランドにMarketing & Sales Managerとして出向
2018年4月 同社General Manager 就任
2021年10月 Managing Director 就任

Neis Co., Ltd.
山本 佳克 Yoshikatsu Yamamoto
取締役 技術部門長

1995年 ナイス株式会社入社後、技術部門で主にアーク溶接材料の開発を担当
2005年 技術部門の設計グループでろう付設備をはじめとする設備設計などを担当
2015年 技術部門長代理 就任
2019年 技術部門長 就任

JP
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