
オークマ テクノ(タイランド)は、工作機械の販売に加え、アフターサービス体制にも注力しています。
タイ国内に、バンコクのメインサービスセンターとチョンブリー県ピントンのサテライト拠点の2ヵ所を有し、いずれもお客様の生産現場へ迅速に対応できる体制を整えています。
さらに、30名以上のサービスエンジニア が在籍しており、以下のような役割分担のもと、タイ現地のお客様へサービスを提供しています。
■Onsite Service:お客様の工場へ直接訪問し、工作機械の保守・修理を実施
■Admin Service:修理受付・日程調整・スペアパーツの在庫確認など、サポート面を担当
本社・オークマ株式会社からは、シニアエンジニアが定期駐在し、高度な修理技術や改善ノウハウを現場に直接伝えています。
タイ人スタッフも毎年、日本本社での技術研修プログラムに参加。最新技術や修理ノウハウを直接学ぶことで、常に日本品質のサービスを現地で提供できる体制を築いています。
お客様の工作機械を長期的に安心してお使いいただくために、アフターサービスに特化した5つの専用ラボを設置しています。 2. サービスルーム(一般修理工場) 3. スピンドル修理室 4. ドライブユニット修理室 5. NCトレーニングルーム バンコク拠点には約300㎡のショールームがあり、お客様が実際の機械を目で見て、性能や加工品質を直接体感できる環境を整えています。
▲オークマ テクノ(タイランド)バンコク拠点
5つの専用ラボで実現する、万全のアフターサービス体制
1. パーツストックルーム(部品保管室)
24時間温度管理された環境で、常時3,000点以上の純正パーツを管理しています。機械用部品約1,000種、電装部品約400種をストックし、最短で即日出荷に対応しています。
部品はすべて日本本社およびTatung-Okuma(台湾)より正規輸入。納品後6ヵ月間の保証付きで、品質・信頼性ともに万全です。

約 200㎡の修理専用スペース を設け、オークマ 製工作機械の スピンドル修理、クロススライド(大小)修復、タレット部品交換、分解整備 を対応。熟練エンジニアと専用設備により、精度を要する修理作業にも対応可能です。 
新設された スピンドル専用修理ラボ では、BT40 / HSK-A63 対応スピンドルを、最大 20,000min-1 まで整備可能。以前は日本への返送が必要だったスピンドル修理を、タイ国内で完結できる体制を確立しています。修理リードタイムを大幅に短縮し、輸送コストも削減できるため、現場のダウンタイムを最小限に抑えられます。 
MDU、PSU、PSDUなどの ドライブユニット修理 に対応。300点以上の部品在庫を備え、修理期間は 3〜5日程度。修理前には冷却ユニット(ファン等)を新品に交換し、修理後は 実機に近い環境での動作テスト を実施。納品後6ヵ月保証を付帯しています。 
毎月開催の NC操作トレーニングコース では、Mコード・Gコードの基礎から、機能操作・トラブルシューティングまでを体系的に学習できます。研修では、タイ語版トレーニングテキスト「NC Master」、実機を使用した操作実習を活用し、確かなスキル習得をサポートします。受講後には修了証書を発行します。 
300㎡の広さを誇るバンコク拠点のショールーム

▲ オークマ テクノ(タイランド)ショールーム内の様子
展示機には、「5軸マシニングセンタ」「3軸マシニングセンタ」」「CNC旋盤」「ターニングセンタ(Turn-Mill複合機含む)」などの幅広い機種をご用意。展示内容は定期的に入れ替えを行い、常に最新の加工ソリューションをご紹介しています。
また、テストカットやワーク加工の評価にも対応しており、年間を通じてパートナー企業と共にオープンハウスや技術セミナーを開催しています。
サービス部門では、修理ラボの拡充に加え、スタッフの技術力向上にも継続的に取り組んでいます。設備の使いこなしから高度な修理まで、確実かつ迅速な対応ができる体制を整え、長期にわたりお客様の生産現場を支えます。
11月開催予定の METALEX 2025では、サービスゾーンを特設し、修理・保守の専門性 をご紹介します。さらに、5軸立形マシニングセンタ「MU-500VⅢ」、立形マシニングセンタ「MB-46VEⅡ」、CNC旋盤「LB3000 EXⅢ」の展示を予定しており、オークマの最新技術とサポート体制を直接ご覧いただけます。

▲ 左から MB-46VEⅡ / LB3000 EXⅢ
タイでオークマ製工作機械(CNC旋盤・マシニングセンタ・複合加工機)をお求めの方、メンテンスやアフターサービスのお問い合わせは、以下のフォームよりお気軽にご相談ください。