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【ロジャナ工業団地 × 東洋製罐(タイランド)】 タイで日系工業団地を選ぶメリットとは?

18/08/2020
サムライアジア編集部

1988年に開発がスタートしたロジャナ工業団地(アユタヤ)。
開発は着々と進み、現在はフェーズ10のプロジェクトが進行中。
東洋製罐(タイランド)は2007年に同地で操業を開始した。
本稿では、同社の伊藤 健社長と、ロジャナ工業団地の木村 洋一GMに日系工業団地のメリットについて語ってもらった。


木村:ロジャナ工業団地は、1988年に設立されたタイ・日合弁の工業団地です。
現在、タイ国内で6箇所(アユタヤ、ラヨン1、ラヨン2、プラチンブリ、チョンブリ、レムチャバン)の工業団地を運営しており、計155社の日系企業様が入居されています。
東洋製罐さんは、2007年にアユタヤの工業団地内の土地を購入され、それ以来13年のお付き合いです。

伊藤:当社は、食品・プラスチックの容器の製造販売の事業と、清涼飲料の受託充填事業を同地で行なっています。

▲固い握手を交わす木村GM(左)と伊藤社長(右)


ロジャナ工業団地を選んだ3つの理由

伊藤:東洋製罐(タイランド)が、ロジャナ工業団地アユタヤを選んだ大きな理由は3つあります。

① 日系のデベロッパーが主体で工業団地を開発している点
② バンコク市街・空港・港など、アクセスが非常に良い点
③ Rojana Power(ロジャナパワー/自家発電)の存在


Rojana Powerとはロジャナ工業団地の自社発電のことです。
開業当時、タイ国営の電力会社の電力供給が不安定で、停電のリスクがありました。
安定した電力供給は非常に魅力的で、この工業団地を選んだ大きな理由です。

木村:現在Rojana Powerは、ロジャナ・アユタヤ工業団地内に3箇所の発電所があります。
発電能力は474メガワットで、工業団地内約120社のお客様に安定的に電力供給を行なっています。


2011年のタイ大洪水の際は、日系企業が団結してタイ政府と交渉

伊藤:2011年の大洪水では、10月8日にロジャナ工業団地も浸水しました。
浸水後、ロジャナ工業団地とロジャナ会は、早期復興のためタイ政府との交渉を行ないました。

木村:ロジャナ会とは、アユタヤ工業団地内の日系企業92社が加盟している親睦団体です。
25年以上の歴史があり、セミナー開催、情報交換、親睦ゴルフなどが活発に行われています。

伊藤:日系企業が団結して交渉したことで、タイ政府からは大臣クラスが会合に出席し、国として早期に工業団地の復興を遂げようとする意志を感じました。
また、日本政府の協力でポンプ車が投入され、工業団地内に溜まった大量の水を排出することができました。

木村:ロジャナ工業団地は、大洪水の後、敷地の周囲73kmに渡って、海抜6.05mの防水堤を新たに建設し、洪水対策に万全を期しました。
現在、ロジャナ工業団地は、アユタヤ地区での工業用地の拡張と、東部EEC地区(東部経済回廊)の新たな工業用地2箇所の開発を行なっています。

 

編集部:日系企業が海外進出する際に考慮しなければならないのは、有事の際の対応。
タイで唯一の日系工業団地「ロジャナ」であれば、そんな時にもしっかりサポートしてくれる。
ビジネスに対する価値観が異なる海外だからこと日本人同士の連携が重要となる。

■プロフィール
伊藤 健 Takeshi Ito

東洋製罐(タイランド)
1993年、東洋製缶(株)入社。
2017年よりタイに赴任、
現在はタイ法人の社長兼 一般容器事業マネージングダイレクター。



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