
人気インフルエンサーが”タイの今”を解説!
今回のテーマは、タイ人女性の結婚に対する考え方についてです。 もちろん、人それぞれ価値観に差はありますが、近年の傾向や私の友達の例なども交えて解説しますね。
現代のタイ人女性は、私のような中流階級の場合、日本と同じく20代で大学を卒業・就職する人が多いです。“お給料はそんなに高くないから、欲しいものはローンで買う。でも、法外な金利の闇金に頼ることはない”…この様なライフスタイルのタイ人女性が結婚を考える際、結婚相手の事情はもちろん、自分の仕事や収入のこと、家族の同意を得ることなども考慮します。仕事や収入に関しては、結婚後に苦労しないようにある程度安定してから結婚した方が良いのですが、今の時代は、全てが完璧に揃わなくても結婚を決める人も多いと思います。
一方で「シングルライフを楽しみたい」「恋人はいるけど、まだ家庭は作りたくない」というタイ人女性も多くいます。彼女たちは教養があり、先々の人生を見据えてしっかり考えているタイプ。全てが揃ってから結婚した方が失敗しないだろう(特に収入面で)と考えているのです。
私の周りの30代の友達には、両タイプともいます。まだ未婚の人でも人生を楽しんでいるし、もちろん、それが恥ずかしいことだなんて思っていません。
タイの都市部と地方での結婚観の違いは?
バンコクでは近年、晩婚化が進んでいると言われています。この点も日本と同様ですね。私は生まれも育ちもバンコクです。30代でまだ未婚ですし、バンコク出身の友達は未婚の人の方が多いです。
地方出身の友達には、すでに小学生の子供を持つ人が何人かいます。タイのニュースでは、地方で若い女性が子供を産んだという事件がよく取り上げられます。
中学生が妊娠・出産するケースがあるのです。もちろん、バンコクにも若い母親はたくさんいますが、地方の方が若くして結婚する傾向があります。
私の結婚観は・・・
もし結婚するなら、恋愛結婚が良いという考えは若い頃から変わっていません。求めるのは夫というよりも人生のパートナーです。「一緒にいて落ち着く」「落ち込んだ日には癒してくれる」「好き嫌いの好みは違ってもいいけど、お互いのありのままを受け入れる」…そんな関係が良いですね。今はまだ結婚していませんが、良いタイミングが来たらしたいですね。子供もタイミング次第と考えています。
私は、人生は独身でも結婚したとしても、自分がそれに満足していればそれでいいと思っています。その点は、タイ人も日本人も変わらないと思いますが、どうでしょうか?
ちなみに、離婚についても新しい世代のタイ人は社会の目をあまり気にしません。タイと日本政府のデータによるとタイの離婚率は40%前後、日本の離婚率は35%前後のようです。タイでも今後、結婚についての考え方はますます多様化していくことでしょう。
佐藤 Sato
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