人気インフルエンサーが”タイの今”を解説!
明けましておめでとうございます、Reikoです。
今回は私にとって身近なテーマ、「タイのアイドル事情」についてお話します。
私はブーム以前から日本のアイドル市場にアンテナを張っていました。雑誌の編集長をしていた時、日本出張の際はアイドルのコンサートに行ったり、インタビューしたり、コラムの翻訳をしていました。エムクオーティエでBNK48のデビューイベントが行なわれた時もMCを務めたんですよ。
タイ人が「アイドル」と聞いたとき、日本スタイルのガールズグループを想起するようになったのは、AKB48の海外姉妹グループとして2017年に誕生したBNK48がキッカケでした。
2017年以前、日本スタイルのアイドルは一部のファンにしか知られていませんでした。
その頃タイ人にとっての「アイドル」と言えば、韓国のガールズグループやボーイズバンドだったり、SNS上で多くのフォロワーを集めるネットアイドルでした。ネットアイドルは主に女性で、カワイイ系からセクシー系、エロダンス系まで色々なタイプがいます。
BNK48ができて4年が経ち、今では多くのタイ人が「日本スタイルのアイドルグループ」のことを理解しています。私が調べた限りでは、現在「日本スタイルのアイドル」として活動しているグループは50以上ありました。複数のグループが一堂に集まるアイドルイベント、グッズ販売会、握手会、ハイタッチ会、ツーショット会などが開催されています。
また、Work Pointチャンネルで放送されているアイドルグループが競争するテレビ
番組「Lodi X Next Idol」が好評です。 タイは、今アイドルが一大ブームになっていると
言えますね。
タイのアイドル市場が盛り上がる一方で、移り変わりも激しくなっています。グループの活動休止や解散、メンバーの卒業が起こっています。原因はマネージメントの問題やメンバー間のトラブル、ビジネストラブルなどです。
市場全体としては、新しいグループの誕生、解散したグループのメンバーが新しいグループで再デビューするなど、ブームの勢いは継続しています。
「アイドル」は、今どきの女の子の憧れの職業のひとつになりました。10年前であれば、芸能界に入りたい人は大体が役者、モデル、歌手を目指していましたが、今は「アイドル」という新しい選択ができました。芸能界が多彩になり盛り上がることは、視聴者にとっても良いことだと思います。若者にとっても自分を表現する方法が一つ増えましたね。
アイドルにあまり興味がない方は、ぜひ音楽だけでも聞いてみてください。色々なタイプのアイドルがいるので、自分に合うグループに出会うかもしれませんよ。
佐藤 Sato
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