人気インフルエンサーが”タイの今”を解説!
こんにちは、Reikoです。
タイは、オンライン販売が伸長しています。ウェブサイトやSNSへの投稿による販売やライブ配信による販売も盛んです。今回は、タイで話題になっていSNS販売のカリスマを紹介します。
一般的に、タイ人は日本人よりSNSへの依存度が高く、SNSに顔を出すことに抵抗がないと思います。Facebookが登場する前、約20年前から写真などを投稿できる掲示板サイトがあり、そこに自分の写真を投稿し有名になった素人女性たちがいました。ネットアイドルの始まりです。現在のネットアイドルは写真ではなく、動画やライブ配信が主流になっています。
タイのSNSでライブ配信は欠かすことができない機能です。特にFacebookはオンライン販売のやり方が進化して、商品写真と説明を投稿するよりライブ配信の方が売上が高くなる傾向にあるそうです。人気者になったショップオーナーや売り子がたくさん出現して、YouTuberやタレント、ネットアイドルなどに転身して活躍している人もいます。
今回紹介するSNSビジネスのカリスマ「ピムリーパイさん」は、あるニュースで国民の間に議論を巻き起こしています。彼女の特徴は個性的なファッション、整形したことを隠さない明け透けな性格、そして荒っぽい言葉遣い(日本で言うとヤンキーの話し方)です。その歯に衣着せぬ言動が人気でFacebookには800万人以上のフォロワーがいます。彼女の商材はコスメティックス、美容サプリメント、魚の塩漬けソースなどで、手広く扱っています。
そして、自分のYouTubeチャンネルでは、エンタメ系と社会貢献活動の動画を配信しています。最近話題になったのは、彼女が北部の山村に行った動画です。その村には電気がなく、貧しくて子供たちは教育を受ける機会がない。タイ風オムレツ(カイチャオ)さえ知らないことが動画で放映されました。子供たちが外界を学ぶ支援をするために、彼女は自腹でソーラーパネルと大きなテレビを村の広場に寄付しました。この動画により彼女は「一般人なのに政府の高官より国民のために働いている」と言われるようになりました。同時に批判的な声も聞かれました。「村のソーラーパネルは、実はピムリーパイさんが提供したものだけではない」と言い出す人がいたり、村の関係者は「本当は電気があるが量が足りなかっただけ」、「村の住民はそれほど貧しくない」、「カイチャオを知らないと言ったのはただ呼び方が違うだけ(村では『カイトード』と呼んでいる)」など。また、一部の人は売名行為として捉え、彼女がSNS販売の売上をあげるために行なったと考えています。
人の考え方は色々ありますが、私は彼女の社会貢献活動はタイの社会に良い影響を与えていると思います。彼女のビジネススタイルとYouTubeチャンネルのファンではないですが、社会貢献活動は支持したいと思います。
ピムリーパイ/Pimrypie
Source : facebook @pimrypie.official
佐藤 Sato
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