タイでは拡大する一方の新型コロナウイルス感染症ですが、2021年8月現在においても未だ終息するという感覚がありません。むしろ、変異するウイルスと陽性者の増加により、タイ国内で業務継続している工場・飲食店・その他業種の企業についても、非常に厳しい状況が続いています。
海鮮市場に端を発するアウトブレイク以降、工場やオフィスで「従業員に陽性者が出た。施設を消毒したいけど、どう対処すれば良いか?」という問い合わせを多くいただいています。
サニプロは、日本で60年以上にわたり製造現場等の衛生管理サービスを提供していることから、タイ国内においても、ウイルスによる感染症対策として室内除菌サービスを行なっています。そこで今回は消毒業務にてお伺いした際の経験から、管理する側としてすべき対応、対策について述べたいと思います。
もし、工場やオフィス内で感染者が確認された場合は、施設内を速やかに消毒することが大切です。陽性者の管理、関係部署への諸連絡とともに、従業員の安心、安全を考えた対策として消毒を実施することが重要です。
新型、という未知のウィルスはタイ人、日本人関係なく非常に神経を尖らせている印象です。万が一従業員の中で感染者が出た場合、対策として行わず管理側がその情報を伏せていると、すぐに従業員の間でウワサが広がって動揺する人が少なからずいます。それにより、生産性に大きな影響が出てしまいます。ともすれば操業停止、という状況は避けなければいけません。
ということで、最初のアクションとして情報開示とエビデンスを残すことが肝要となります。スピードある対応と決断は感染症対策で最も大切な事であります。
当社が消毒業務でお伺いした際に、このようなご相談がよくあります。
仮に、発熱のために欠勤したAさんがPCR検査で陽性と判定された場合、Aさんのロッカー・食堂・使用しているトイレ等、勤務時のルートに沿った消毒をして欲しいと依頼があります。つまり、消毒する場所・エリアを限定した対応をお願いいたします、ということですが、大抵の場合はあらためて残りのエリアを消毒することが非常に多くあります。
背景として、一部の消毒だけだと従業員が不安を感じることがあり(自分の作業エリアはしてもらえない 等)、結局は施設全体の消毒を再依頼されることになります。
当社は、専門チームとしてまずどのエリアをすべきがどうか、についてはご提案、ご説明ができますのでまずはご相談ください。
また、このようなご相談、ご質問もございます。
「消毒をしたから、もう安心ですか?」
これについてですが、消毒業務による微生物の殺菌は行なわれますが、あくまで短期間のものとなります。消毒は、微生物をゼロとする業務ではありません。そのため、薬剤の効果は短時間しか持続しません。では、なぜ消毒するのか? それは、消毒したということが、従業員の不安を取り除く効果が高いからです。
感染症対策のひとつに、安心感をあたえること、ということがあります。
経営者がスピード感をもって対応することで、従業員が安心して業務に従事できる、というのは最も重要なポイントです。
消毒後には、当社の消毒済み証明書を発行いたしますので、速やかに掲示板等に貼り出すことをお勧めします。すぐに職場を消毒してくれたと分かれば、従業員は会社に対して安心感・信頼感を抱くことができ、出勤拒否・怖いから転職する等といったネガティブな要素を排除することができます。
当社に消毒のご相談をいただいたお客様には、当日もしくは翌日にお伺いするよう調整しています。しかし、早急に対策したい、というお客様の場合は自社で消毒対応チームを編成して対応することを考える必要があります。
その場合は、当社が機器の使用方法・薬剤の選定・実施方法等についてご説明いたします。定期的に自社で消毒を実施したい場合は、消毒対応チームへの指導・衛生管理を請け負います。こちらについては、まずはご相談ください。
まとめ
①情報開示はすぐに行なう
②すぐに施設の消毒を行なう
③消毒証明書を掲示板に貼り出す
④専門業者が対応できない場合も想定し、緊急時は自社で消毒部隊を作って、迅速に対応する
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