日本では梅雨時に、タイでは雨季になると姿を現し、強烈な見た目で人を驚かす害虫がいます。脚の多いアイツ…。そう、ヤスデです。
工場や事務所の中、エントランス付近をうろうろと徘徊するヤスデ、またその死骸を見かけたことがある方は多いのではないでしょうか?
ヤスデは、害虫の中でも不快害虫にジャンル分けされます。
不快害虫とは、人間に悪影響を与えるわけではないけれど、見た目が気持ち悪い等の理由で嫌がられる虫。ムカデやダンゴムシ、ナメクジ、アリ等もその類いです。
逆に、人間に害を及ぼす感染症の原因になる菌を持つ害虫は、衛生害虫に分類されます。ゴキブリやダニ、シラミ、トコジラミ等がそれです。
ヤスデは毒を持たず、性格も大人しいのですが、踏むと異臭を発します。そして何といってもビジュアルのインパクトが絶大! できれば遭遇したくないですよね。
このヤスデ。雨の多い時期ほど、室内での遭遇率が高まります。
それはなぜだと思いますか?
ヤスデはジメッとした環境を好む生き物です。
普段は主に外周の緑地帯、建物の亀裂や隙間に潜んで、落ち葉なんかを食べて暮らしています。
ところが、一定量の雨が降ることで棲家が水に侵され、ヤスデの好む環境が奪われてしまいます。
そこで、水のないところを求めてヤスデが行き着く先が、工場や事務所の中というわけです。
ヤスデも好き好んで室内に入るのではなく、浸水から逃れるため仕方なく入って行くのでしょう。これが、ヤスデ側の事情です。
そんなヤスデたちとの遭遇を避けるため、自社で予防対策を講じてみてはいかがでしょうか?
自社で行なえるヤスデの予防対策には、次のようなものがあります。
①建物の亀裂(壁と建屋にできる隙間)へ市販の薬剤を使用する
ビッグCやロータスといった一般のスーパーでも手に入る粉状の薬剤が便利です。自社チームを組んで、まずは対策してみることをお勧めします。
②緑地帯の草刈をして隠れにくくさせる
ヤスデは生い茂った雑草の隙間を這うようにして移動します。
生息環境となる緑地帯をなるべく排除してしまうことが有効です。
こうした自社対策を行なうだけでも、ヤスデの大量発生は防げるかもしれません。
ですが、より万全に対策したい!ということであれば、いよいよサニプロの出番です。
サニプロでは、以下の対策をご提案しています。
①薬剤の散布で生息数を減少させる
私たちが行う施工は残留噴霧法といいます。建屋の隅を中心に殺虫剤を散布していくのですが、ヤスデ等の害虫には少し多めの散布(周辺の土中などにも薬剤成分が浸透するように)を行ないます。
②トラップを仕掛ける
建屋に侵入してきたヤスデは、基本的に壁や部屋等の隅を徘徊して移動します。たまに中央を堂々と徘徊するのを見かけることがありますが、あくまで建屋の隅にたどり着くまで突き進んでいる途中、と考えて下さい。なので、建屋内外・隅を中心に捕獲用のトラップを設置することも効果的な対策となります。また、どのあたりで良く捕獲されるのか、というモニタリングにもなります。
ヤスデに対しては、雨上がりがとにかく一番注意が必要なタイミングです。
対策を講じていない工場で、100匹以上のヤスデの大群が干からびて死んでいた! というケースもありました。
そんな悪夢のような光景を目にする前にぜひ、サニプロへご相談ください。
その他にも、害虫等に関する専門的なご相談に対応しています。
例えば、工場内で多発する昆虫やネズミの対策について専門的な意見が聞きたい、社内勉強会に講師として専門スタッフを派遣してほしい、といった内容も大歓迎です。
まずはWEB上で、お気軽にご相談いただければと思います。
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