
1932年に東京で創業、2012年にタイに進出しためっきのヒキフネ。今回は、株式会社ヒキフネ 日本本社の石川 英孝社長にタイ事業の現状と強みについて伺った 。
タイに進出して丸6年が経過し、この間に石川社長も現地のめっきの現状を調査してきた。結論として言えるのは、「タイのめっきのレベルは低い」ということだ。
めっきは美しいことが絶対条件であるが、タイのめっきは不良品率が高い。日本では許容されない小さな傷などがあるめっきが目立つ。
それ故、サプライヤーのめっき品質に問題を抱える企業は多い。
ヒキフネの“めっき”の特長:日本品質+タイ生産による価格競争力
まず、ヒキフネがタイで生産するめっきの品質について言及したい。
タイ進出以来、石川社長が追い求めてきたのは「タイで日本品質を実現」することだ。
その実現のために、ヒキフネのタイ人スタッフは日々の業務に加えて、日本での研修などを行なってきた。その甲斐もあり、現在は品質担当スタッフが成長し、分析精度や技術提案のレベルが飛躍的に向上した。
また、「品質だけでなくサービス力も磨いてきた。問題が発生した場合も、熟練の日本人スタッフとタイ人が連携して解決にあたるので、お客様に安心して頂ける」と石川社長。
お客様にとって品質、サービスと同様に重要なのが価格だが、そこは日本より人件費などのコストが安いタイ。現地生産の強みを活かした価格競争力を持ち合せている。
タイにおける、アルミ、真鍮、亜鉛ダイカスト素材へのめっきはヒキフネにお任せください!
「タイのめっき事業においては、金属に対するめっきに絶対の自信を持っている」と石川社長は語る。
■アルミ素材
・無電解ニッケルめっき
・三価クロムめっき
アルミへの三価クロムめっきは、タイでは対応できる会社がほとんどないがヒキフネは対応可能だ。
■真鍮、亜鉛ダイカスト素材
・ニッケルクロムめっき
・ニッケルめっき
・ツヤ消しめっき
ツヤ消しめっき(光沢感を残したベルベット調めっき)がタイで対応できるのは2、3社だが、ヒキフネもそのうちの1社だ。
最後に、石川社長に今後の“めっき事業”の拡がりについて伺った。
「アルミに関しては、従来はカメラ部品(レンズマウント、医療用マイクロカメラレンズ)が主な取扱いであったが、今後は自動車、ハードデスク、エレクトロニクス分野での需要の開拓を目指している。
また、真鍮は水栓金具や機器のパーツなど、どの業界でも取扱いが多い金属であるため、自動車、家電、雑貨などの需要拡大を図りたい」と“めっき”の可能性に言及した。
日本品質と低コストを両立させるヒキフネのめっき。
タイのめっき品質を引き上げる存在として注目だ。
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