
出展企業数数千社、来場者数数万人…。モノづくりが盛んな日本や東南アジアでは、最新の技術や製品を紹介する展示会の開催が盛んです。日本で言えば、それは隔年11~12月に開催される「日本国際工作機械見本市(JIMTOF)」などが代表格。タイでは、毎年6月に「Manufacturing Expo(マニュファクチャリングエキスポ)」が、同11月には「METALEX(メタレックス)」などが盛大に開催されています。いずれも世界各国から出展社が集まる一大展示会。来場者総数が10万人を越えることも珍しくありません。
しかし、日本とタイの展示会を比較すると、出展社や参加者の意識の違いがあるようです。まずは、生産、消費ともに市場が成熟した日本。ここでは、市場のトレンドや流行、関心を「紹介したい」「知りたい」という出展社・来場者で賑わっています。出展社の応対はとても控えめで名刺交換や意見の「聞き取りの場」で終わります。
一方、タイの展示会では、「商売の出会いの場」とでもいいましょうか。一気にビジネスパートナーを求めるような即時的な商談が盛んです。展示会で初めて挨拶を交わし、1週間後には互いに工場を往来し合うような、そんな関係づくりを意識しながら会場に足を運ぶ方々が多いように感じます。
タイでは工業の高度化が進んでいます。従来のような部品を輸入して組み立てる加工工場としての役割から、現地で部品や部材を生産・調達し、それを基に製品を作り上げていくワンストップ型の生産拠点への転換です。各展示会では、「現地調達のために取引相手を見つけたい」、そんな積極的な意気込みが伝わってきます。
また、別の課題としては急激な自動化や現地化の要請・進行から、現状の生産体制では技術的・質的に十分に対応できず、課題の解決方法を求めて展示会に来場する方々が多いようにも感じられます。こうした方々もスピード重視で「来週欲しい」「今すぐ欲しい」等の即決の取り引きを求めています。このあたりが、日本とタイの展示会における大きな違いではないでしょうか。
この意識の違いは、当社にとってもお客様と内容の濃いコミュニケーションを行う機会となります。表面処理に関する相談は、「これにめっきを施して欲しい」とか「こんな装飾めっきはないか」といった具体的な問合せがほとんどです。
サイアムヒキフネは、さまざまな来場者のめっきニーズを実現するべく展示会にブースを構えています。
ぜひ、当ブースにお越しください。
【主な取扱い加工】
■ アルミに対する無電解めっき(Ni-P)
電気Niめっき
3価Crめっき
■金属に対するCu-Ni-Crめっき(銅ニッケル・クロムメッキ)
Cuめっき
Niめっき
艶消しNiめっき
Crめっき
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