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【SIAM HIKIFUNEのスタッフ教育】視覚的要素を多く取り入れ、まず興味を持ってもらうことが大切

25/03/2019
国井 勝己 Katsumi Kunii
GENERAL MANAGER

海外に進出した日系企業は、どのような指導、教育などを行なっているのでしょうか。日本から波及した5S(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)やKAIZENなど、今や当たり前となった部分を如何にタイ人スタッフに理解してもらい、管理していくかが重要なポイントです。

仕事や社員の安全のために必要な「教育」

当社の業務は、薬品の取り扱いもあるため、社員教育は単位の理解統一からはじまります。水1リッターは1kgですが、使用する薬品と水は比重が異なるので水と同様には計算できません。そのため、25kgで購入した液体薬品を毎日1リッター使用する(補充)、と教えます。しかし当然のことながら、薬品は25回分にはならないので、入出庫表が合いません。では、毎回の水溶液薬品補充を台秤に載せて1kgを測定し、補充させていくのか…赴任者は常に悩みを抱えます。

めっき業では、電気、化学、設備と全てに精通した知識が必要です。当社では、Cu(銅)めっき、Ni(ニッケル)めっき、無電解Niめっき、クロムめっきを取り扱っています。毒劇物である薬品を使用しながら工業用製品や装飾品を作るので、安全かつ地球環境に配慮した取り組みとシステムの構築が求められます。そして、それらを理解したタイ人作業者の育成も必要になります。

視覚的要素を多用した教材の一例


ヒキフネならではのユニークな講義

本題の教育については、ヒキフネの創業87年歴史や技術継承はもちろんですが、社内教育の一環として月1回の全社員ミーティングを開催し、売上報告などの他にちょっとした講義を行なっています。

タイ人スタッフに興味を持たせるため、カルピスを使用した講義を行なった事があります。まず、カルピス原液、水、炭酸水、牛乳などを準備し、市販されているカルピスを試飲してもらいます。続いて、同じ味の(濃度で)カルピスを作るように指示しました。結果は飲めるもではありませんでした。“原液+牛乳+水”と、スタートから首をかしげてしまう調合。そして味見、補正を繰り返す足し算のオンパレード。

実は、めっき液は、このカルピスと同様なのです。例えばNiめっき液は、純水、硫酸ニッケル(粉末薬品)、塩化ニッケル(粉末薬品)、ホウ酸(粉末薬品)、光沢剤(液体薬品)が混ざった溶液です。ですから、正確な測量、補充、撹拌などを一定させる事が大切です。また濃度管理に於ける引き算の難しさを教えた事もあります。


さらに踏み込んだタイ人社員への教育

昨年からは外部講習を招き、本格的なめっきの基礎教育を始めました。日本でもお世話になっている地方独立法人東京都産業技術センターのご協力得て、めっきの基礎化学を数回の講義に分け、実施しています。次回は、社内で行なった単位の確認から、比重、濃度管理などを振り返り、最終的にはめっきの基礎である酸化・還元の講義を行なう予定です。
当社はこれからも時間や費用を惜しまず、人材教育を行なって参ります

HIKIFUNE GROUP 経営理念

1. 必ず社会の役に立つ会社であること。
2. 常に新しい価値を創り出す会社であること。
3. どんな環境でもつぶれない会社であること。
4. 全従業員が豊かになること。


■タイでのめっきに関するお問い合わせ
タイでめっきに関してお悩みの方は、下記の連絡先、またはお問合せフォームよりご連絡ください。
国井
Mobile : +66(0)86-402-3859
Email : kunii@hikifune.com

Ms. Sasithorn Archeepsmut(Oil)
Mobile:+66(0)96-754-1441
Email: Sasithorn@hikifune.com



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