今回のMETALEX 2020では、最新の電極加工機「TS50L」や形彫り放電加工機「AL40G」、ワイヤ放電加工機「ALN400G」、金属造形３Dプリンタ「OPM250L」 等を展示し、注目を集めた。

展示製品 ：ハイスピードミーリングセンタ「TS50L」

「「TS50L」は、電極加工機専用のマシニングセンタです。 3軸リニアモーターと高速先読み取り制御を備えたコントローラーの搭載により、非常に滑らかな軌跡を忠実に加工することができ、高精度な要求が求められている電極加工に大きく貢献します。 タイをはじめとしたASEAN地区の金型現場において、非常に役に立つ機械です。」

展示製品 ：形彫り放電加工機「AL40G」

「形彫り放電加工機とロボットシステムの組み合わせなど、工程を集約することによる自動化を提案しています。

お客様の仕事の内容に合わせ、電極からワークまでさまざまなバリエーションを組み合わせることができます。

これからはASEAN地区でも自動化が非常に重要になると考えています。私たちはお客様のご要望に対して、小さなことから大きなことまで、お客様と一緒に解決しながら自動化を進めています。」

展示製品 ：ワイヤ放電加工機「ALN400G」

「「ALN400G」は以前からあるシリーズですが、これに特許を取得した新機能を追加。今回の展示会で初お披露目となります。

一般的なワイヤ放電加工機は、ワイヤ線の径の片面しか加工ワークに接しません。ところがこの新機能は、ワイヤ線が回転することで、常に新しい面がワークに接します。 非常に画期的な、当社の新技術です。」

展示製品 ：金属造形３Dプリンタ「OPM250L」

「私たちは金型造りのお客様をメイン3Dプリンタを提供しています。構造的には、まず金属の粉を敷き詰め、そこへ500wのレーザー照射をすることで金属を焼き固めます。そして、このプロセスを何度か繰り返して造形します。

今までの金属加工は外から行なっていましたが、この機械は内部から加工します。しかも完成品にファンクションを付けることもできるなど、未来に繋がる機械だと思っています。」