弊社ソディック(タイランド)は、2025年6月に開催されたマニュファクチャリングエキスポ2025にて、精密測定機器メーカーのミツトヨとコラボレーションによる外段取りソリューションをタイで初披露しました。
形彫り放電加工機「AL60G」とツーリングシステム「SRC80」、ミツトヨ3次元測定機「マイスター555」、そしてEROWA「EDMマネージャ」を組み合わせた提案は、放電加工における品質・精度向上を目的としています。
放電加工は、マシニングセンタなどによる工具での加工とは異なり、電極を毎回新たに製作するため、寸法はその都度異なります。そこで重要になるのが電極の事前測定。本ソリューションでは、電極を加工前に3次元測定機で測定し、そのデータをEROWAのスケジューラーで管理。加工機に転送し、再測定・補正を経て自動で高精度な加工を実現します。この外段取り測定は、手作業や機上測定に比べ省力化と安定品質を両立します。
<展示ソリューション組み合わせ概要>
テーマ: 放電加工における品質・精度向上のための外段取り提案
●ソディック-形彫り放電加工機「AL60G」
●ソディック-ツーリングシステム「SRC80」
●ミツトヨ-3次元測定機「マイスター555」
●EROWA-EDMマネージャ
2社での取り組みとして、以前ソディック製放電加工機にミツトヨ製カメラを搭載した機上測定システムを展示した実績があります。その後も日本やシンガポールで協力体制を築き、今回のタイでの共同展示に至りました。ミツトヨは測定機分野で高いシェアを持ち、既に多くのソディックユーザー様が利用していることから、相乗効果が期待できる組み合わせとなりました。
展示会では「ここまで自動化が進んだのか」「この組み合わせなら現場で使える」といった声が寄せられ、競合メーカーも視察に訪れるほど注目を集めました。タイ市場では現状、完全自動化よりも半自動化や省人化の需要が高く、今回の提案はそのニーズに合致しています。必ずしもロボット導入だけが自動化というわけではありません。段取りや測定の効率化も重要な自動化の一つです。
その意味で本コラボレーション提案は、より現実的・実用的なものだと考えています。
タイではツールチェンジャーの普及も近年ようやく進み始め、自動化はこれからという段階ですが、品質・精度を重視する動きは確実に広がっています。本コラボソリューションは、タイ市場における自動化・高精度化の第一歩として、今後さらに発展していく可能性を秘めています。
▲ 左から、ミツトヨタイランド 内田MD、ソディックタイランド後藤Sales Division Director