

▲液中コンタミ・油分除去ユニット『JCC-HM2』
JCC-HM1はキャスター付きで移設が可能。JCC-HM2はコンパクトな据え置きタイプ
切削油の臭いの原因は?
1.細菌の増殖
切削油の悪臭は、液の腐敗が原因です。
腐敗を引き起こす原因は、酸素を嫌う“嫌気性細菌”の増殖。室温が高い工場ではタンク内の細菌が増殖しやすく、特に夏場にはあっという間に強烈な腐敗臭を発するようになります。
2.クーラント内の油分や汚れ
切削油(クーラント)内の油分や汚れは稼働を続けるうちにどんどん増えていきます。
切削液中に増えた油分は次第に液面へ浮上していき、タンクの表面を覆って空気を遮断します。すると、酸素が少なくなったタンク内で、酸素を嫌う嫌気性細菌は液中の汚れを養分として急激に増殖し、液の腐敗が進んでいきます。
また、悪臭がひどい工場では、作業者は吐き気・気持ち悪いといった体調不良を引き起こすことがあります。
作業着や体に付着した臭いは、工場を出てもなかなか取れず、車に臭いがうつったり、家に帰っても服や髪の毛からの臭いが気になったりと、切削液の臭い・工場の悪臭はあなたの周りをどこまでも付きまといます。
切削油の臭いの対策方法
切削油の腐敗の原因となる嫌気性細菌の増殖を防ぐため、液中に混入してしまった油分を取り除くという手段があります。しかし、浮上していない油は回収できなかったり、稼働するうちにうまく油を回収できなくなるという点があります。
液中に空気を送り込むことも効果的です。
エアレーション装置でクーラントタンク内に直接空気を送り込むことで、嫌気性細菌が減少し、液が腐敗しやすい環境を改善できます。しかし、タンクに直接エアレーションを行うと、液が泡立って溢れてしまう恐れや、ポンプ類がエアを吸い込み、振動や故障の原因になるリスクがあります。
そこで!
切削油の臭い対策方法としてマイクロバブルを使った水処理ユニット『JCC-HM』をご提案いたします。
まずは悪臭除去の様子を動画でご確認ください!
『JCC-HM2』はマイクロバブルに液中の汚れ(油分・異物等)を付着させ、水面に浮上することで液を浄化する方法を採用しています。
エアを接続するだけで「悪臭」と「油分・異物」の除去が可能な水処理ユニット『JCC-HM2』
マイクロバブルを用いた異物・油分除去の仕組みと、JCC-HM2の特長をご紹介します。

▲他工法との比較表/対象製品の一般的な特徴をもとに比較
マイクロバブルに液中の汚れ(油分・異物等)が付着し、水面に浮上することで液を浄化します。
独自の流路構造で汚れを分離し、汚れの再混入を防ぎ、廃液量を抑えます。
また、処理槽の部品は取り外しが可能なため、清掃も容易です。

また、不要なのは電源だけでなく、フィルタ等の消耗品も発生しません。
エアと、2本のホース(汚水IN/浄化水OUT)を繋ぐだけで準備完了です。

設置場所を選ばず、お客様の設備や環境に合わせた機種をお選びいただけます。

貸出し可能なデモ機も用意していますので、悪臭等にお困りの方はご連絡ください。