自動車向けの金型や大型化する半導体製造装置などの大型ワークの切削加工において、門形マシニングセンタでは占有スペースや導入費用の課題が多く、課題を感じている方も多いのではないでしょうか。
スギノマシンの「SELFEEDER DUO Robot Edition」は、産業用ロボットの先端に取り付けて、ロボットによるさまざまな切削加工を可能とするロボットマシニングユニットです。
穴あけ・ねじ立て加工はもちろんのこと、ロボット単体では難しいとされる高精度なフライス・エンドミル加工も可能です。
産業用ロボットに高精度な切削加工が可能なスピンドルユニットを取り付けることで、ロボットが汎用性の高い切削加工機に変わります。
自由な角度や姿勢からアプローチできるため、大型ワークの多面加工が可能。複数台のロボットを設置して同時加工も可能です。
大型マシニングセンタと比べて、費用と設置スペースを大幅に削減できます。
高精度なロボット切削に必要な機能を搭載し、従来のロボット加工機の課題を解決しました。
・スピンドル送り機構
送り機構にリニアガイドとボールねじを採用。スピンドルユニットが穴あけ・ねじ切り加工の動作を担うため、ロボットの役割は位置を保持するだけとなり、ロボットの剛性や軌跡精度に依存しません。
・高剛性スライドユニット
ロボットよりも高い動剛性と真直度を持つスライドユニットを搭載。ロボットは加工位置で止まったまま、スライドユニットがフライス・エンドミル加工の動きを担います。ロボット単体では達成困難な高い平面度を実現します。
・送り軸負荷検知制御システム(AFAS)搭載
自動制御システム「AFAS」により、ロボット切削加工がより簡単に・効率的に行なえます。
- ツール先端の食いつきを検知:切込み速度を落としてロボットのふらつきを抑制
- ツールの抜けを検知:送り速度を落として抜けバリの発生を抑制
- 材質の違いを検知:材質ごとに最適な加工条件に調整
・自動工具交換装置(ATC)に対応
ATC機能を標準搭載。1台で様々な加工に対応できます。
システムをコンパクトに設計できるため、ユニットチェンジに比べて大幅なコストダウンが見込めます。
ギガキャストによる大型部品や航空機の部品などの大型部品を加工するためには、大型の門型マシニングセンタを使用するのが一般的です。
しかし、加工内容によっては小型マシニングセンタの切削能力でも十分なため、加工機の要求能力と金額が釣り合わないケースがあります。
また、従来のロボットによる切削加工はマシニングセンタと比較して、構造的に加工精度と速度を両立させるのが困難でした。
SELFEEDER DUO Robot Editionは、これらの問題を解決し、ロボットの汎用性を活かしつつ高精度な切削加工を実現します。