

小径ギアや交差穴、深穴内部など、従来の工具では対応が難しいバリにお困りではありませんか?手作業によるバリ取りは、品質のばらつきや作業負荷、熟練依存といった課題を抱えやすく、安定した量産体制の構築が難しい工程のひとつです。
スギノマシン(タイランド)が提供するウォータージェットバリ取り装置「JDM」は、最大70MPaの高圧水を活用し、こうした課題を解決します。複雑形状部品のバリを非接触で除去し、品質の均一化と工程の自動化を同時に実現します。
今回は、「JDM」の導入メリットと特長についてご紹介します。
小径ギアや交差穴など、従来の刃物ではアプローチが難しい箇所のバリ取りには、ウォータージェットによる自動処理が効果的です。特に新製品「JDM」は、高圧化と専用設計を組み合わせることで、これまで手作業でないと困難であったバリ取り工程の自動化、省⼈化を実現します。
Q. ウォータージェットバリ取りとは︖
ノズルから噴射された高圧水(ウォータージェット)がバリに衝突した際に発生する衝撃⼒によってバリを除去するバリ取り工法です。

Q. なぜバリ取りに適しているのか?
微細な高低差や凹凸、寸法誤差が存在する場合でも、有効範囲内において均一に高圧水の作用が及ぶため、複雑形状部品のバリ取りに最適です。さらに、過剰な材料除去を抑制することでエッジ形状を保持しつつ、品質のばらつきを低減し、安定した均一品質の仕上がりを実現します。
Q. なぜ自動化に有効なのか? 「JDM」は、小型ワークのバリ取りに特化して開発された専用装置です。従来機よりもウォータージェットの圧⼒をアップさせ、バリ取り性能を向上させました。また、新型2系統ノズルにより省スペース化を実現しました。 ■新型2系統ノズル(直射+L型)を搭載 1本でワークの5面にアプローチ可能
ワークを傾けることで裏⾯や斜め⽅向からのバリ取りが可能になります。2系統ノズルと組み合わせることでワークの全ての⾯に対して、アクセスが可能です。 
▲「C」や「R」といった形状を作ることはできないが、エッジを維持しながらバリのみを選択的に除去可能
複雑形状や深穴内部のバリ取りは手作業では難易度が高く、機械加工でも自動化が困難な領域です。ウォータージェットは離れた位置でも衝撃力が減衰しにくく、こうした箇所のバリ取り自動化(省人化)に有効です。 
▲左から衝撃力評価イメージ図・ノズル距離と衝撃力
バリ取り専用設計「JDM」の特長

【主な特長】
・最大70MPaの高圧ウォータージェット
従来機(約50MPa)を上回る高圧により、バリ取り性能を向上。対応できるバリの種類や材質が広がり、これまで手作業に頼っていたバリ取り工程の自動化・省⼈化を実現します。


▲交差穴やギア部のバリ除去が可能。
「直射ノズル」と「L形ノズル」の機能を1本に集約。ツールチェンジレスとすることで装置のコンパクト化を実現しました。これまで手作業でバリ取りしていた限られたスペースにも、そのまま設置可能です。




■Gコードによる簡単プログラム
特別なスキルや資格は不要。マシニングセンタに慣れた現場であれば、スムーズに導入可能です。

■コンパクト設計で省スペース導入
装置幅1080mmの省スペース設計により、既存ラインへの組み込みや置き換えも容易です。

用途に応じた使い分けが重要です。
| JDM | 従来機(JCC) | |
| 主用途 | バリ取り専用 | 洗浄主体 |
| 対象ワーク | 小型 | 小型~中型中心 |
| 最大圧力 | 70MPa | 約50MPa |
| 構造 | シンプル | 高機能(高コスト) |
| 導入性 | 高い(低価格) | 初期投資が大きい |
「JCC」は自動車業界を中心に洗浄/バリ取り用途で実績がありますが、小型ワークに対してオーバースペックになりやすく、導入コストが課題でした。特に手作業からの自動化を検討されるお客様にとっ て、初期投資の大きさは大きな障壁となっていました。
これに対し、「JDM」小型ワークに特化した最適設計を採用。 徹底した省スペース化とコストダウンにより、⼿作業からのスムーズな自動化を低価格で実現します。
【適用分野と対象ワーク】 「自社のワークでも本当にバリが除去できるのか知りたい」 
▲JCC (ジェットクリーンセンタ)
• 小径ギア(高生産量・複雑形状)
• ベアリング部品
• 自動車部品
まずはテストで効果をご確認ください
「手作業工程を自動化できるか検証したい」
このようなご要望に対し、スギノマシンでは評価テストにも対応しています。実際のワークを用いた検証により、導入効果を事前にご確認いただけます。
タイでバリ取り工程の自動化や高品質化をお求めの方は、下記のお問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。