

従来のマシニング加工と比べ、生産性を最大10倍まで高める可能性を持つ加工技術があることをご存じでしょうか。
スギノマシンが提案する「爆速切削」は、マシニングセンタと専用加工システムを組み合わせることで削り出し加工のスピードを大幅に高める独自の加工ソリューションです。
加工時間の大幅短縮により、特に
• 小ロット多品種生産
• 複雑形状部品の加工
• 削り出し部品の製造
といった加工現場で高い効果を発揮します。
本記事では、Sugino Machine Singapore Pte. Ltd.が東南アジア市場向けに提案する「爆速切削」ソリューションと、専用マシニングセンタ「X10」の特長を紹介します。
爆速切削とは、マシニングセンタと高速加工プログラムを組み合わせることで削り出し加工のスピードを大幅に高めるスギノマシンの独自技術です。
スギノマシンのマシニングセンタ「X10」は、この爆速切削を最大限に活かすために開発された機械で、高速送りでも安定した加工を実現します。
大型機では加減速性能が不足し、小型機では剛性不足による振動が発生する場合があります。
スギノマシンのマシニングセンタは、高速加工に必要な剛性と俊敏性を両立する設計が特徴です。
また、爆速切削は「X10」だけでなく、スギノマシン製マシニングセンタ(SC-V40aなど)に専用加工システムを組み合わせることで導入できる場合もあります。

爆速切削では、Z方向の切り込みを深くした加工を行うため、工具の広い範囲を使った切削が可能になります。
これにより
• 工具先端の集中摩耗を防止
• エンドミルの寿命を延長
• 工具交換回数の削減
といったメリットが期待できます。

さらに、加工中の工具負荷を一定に保つ制御により、工具折損やチッピングのリスク低減にもつながります。
加工時間短縮だけでなく、安定加工と工具コスト削減の両方に貢献する点も爆速切削の大きな特長です。
東南アジアでは、航空機関連部品の加工需要が拡大しています。
特にフィリピンやマレーシアでは航空機部品メーカーの進出が進み、高精度な切削加工のニーズが高まっています。

航空機部品は安全性の観点から鋳造部品ではなく、材料の塊から削り出して製造されるケースが多いのが特徴です。
しかし、削り出し加工は加工時間が長く、生産効率が課題となる場合があります。爆速切削を導入することで、こうした削り出し部品の加工時間を大幅に短縮でき、航空機部品メーカーの生産性向上に貢献します。
爆速切削は次のような加工で特に効果を発揮します。
• 小ロット多品種生産
• 切削箇所が多い複雑形状部品
• 航空機部品など削り出し加工
• 長時間加工のアルミ部品
加工時間の短縮効果が大きいため、加工コスト削減と生産性向上を同時に実現できます。
【FAQ(よくある質問)】
Q. 爆速切削を導入する前に効果を確認できますか?
A. スギノマシンでは、ワークの3D図面を送るだけで加工シミュレーションを行う無料サービスを提供しています。予想サイクルタイムや加工映像を確認できます。
Q. 既存の設備でも爆速切削を利用できますか?
A. 条件によっては、既存のスギノマシン製マシニングセンタに専用プログラムを組み合わせることで爆速切削が可能な場合があります。
Q. 導入前に実機での加工テストは可能ですか?
A. シミュレーション結果を基に、実機での加工テスト(有償)を実施することも可能です。
スギノマシンの爆速切削は、マシニングセンタと専用加工システムの組み合わせにより、従来の削り出し加工を大幅に高速化する技術です。加工時間短縮だけでなく、工具寿命の向上や安定加工にも貢献し、小ロット多品種生産や航空機部品加工などの分野で注目されています。東南アジア市場でも今後さらなる導入拡大が期待されるソリューションです。